パン用強力粉_20種類比較

パン・お菓子材料の主役ともいえるのが「小麦粉」。その中で、パン作りには強力粉を使います。
でも、強力粉って、どういう粉のことか、ご存知ですか?

強力粉と薄力粉の違い、強力粉の種類による味や仕上がりの違いなど、粉についてもっと詳しく知れば、パン・お菓子作りはもっと楽しいものになるはず!ここでは強力粉について詳しくご紹介します。強力粉ごとに適するパンの比較表も!作るパンに合わせて、お好みの強力粉を探してみてくださいね

小麦粉の種類と用途


種類 用途 タンパク含有量 粒度
強力粉 パン 11.5〜13.0
準強力粉 パン・中華めん 10.5〜12.5
中力粉 めん・菓子 7.5〜10.5
薄力粉 菓子・てんぷら 6.5〜9.0 甚細

※強力粉は硬質小麦、薄力粉は軟質小麦からできています。
※強力粉の中でも特にタンパク含有量の多いものは、一般に「最強力粉」と呼ばれてます。

パン用強力粉について

小麦粉には、小麦にしか存在しないグルテニンとグリアジンと呼ばれる「タンパク質」が含まれています。
この2種類のタンパク質は、水と結合すると「グルテン」と呼ばれる網目状の組織を形成します。そのグルテンが、イーストの発する炭酸ガスを覆うことによって、パンはふくらむのです。つまり、グルテニンやグリアジンが多く含まれている(=タンパク含有量の多い)小麦の方が、よくふくらむキメの細かいソフトなパン作りに向いています。逆にパリッとした食感と、もちっとした食感を合わせ持つ、バゲットなどのハード系のパンには、ある程度タンパク含有量の少ない、フランスパン用粉や準強力粉が向いています。クロワッサンやデニュッシュペストリーなども、これに含まれます。

食パン用粉と菓子パン用粉の違いについて

よく「食パン用の粉を教えてください。」「菓子パン用の粉はどれですか?」というご質問をいただきますが、どの強力粉でもレシピやアレンジによっておいしくお作りいただけます。下記にそれぞれの商品が適しているパンのタイプを表にしましたので、強力粉を選ぶ際のご参考になさってください。なお、こちらの表はあくまでも目安です。配合や、その他の材料との相性・組み合わせによって向いているパンの種類も変わります。

それぞれ食感・味などもお好みがあると思いますので、焼き上がりの違いをお楽しみいただきながら、ご自分にあった強力粉をお探しください。

商品名 食パン 菓子パン フランスパン/ハード系
はるゆたか100% 薄力粉2割ブレンドで ◯
はるゆたかブレンド 薄力粉2割ブレンドで ◯
春よ恋 薄力粉2割ブレンドで ◯
キタノカオリ 薄力粉2割ブレンドで ◯
コンチェルト 薄力粉2割ブレンドで ◯
南のめぐみ
テリア特号
イーグル 薄力粉2割ブレンドで ◯
ゴールデンヨット 薄力粉2割ブレンドで ◯
スーパーキング 薄力粉2割ブレンドで ◯
カメリヤ 薄力粉2割ブレンドで ◯
スーパーカメリヤ 薄力粉2割ブレンドで ◯
レジャンデール
リスドォル
トラディショナル
ラ・トラディション・フランセーズ
とみざわからの贈り物 1CW
強力1等粉(有機栽培小麦使用)
北海道産ハードブレッド専用粉ER

◎ とても適している ◯ 適している △ あまり適していない

国産強力粉について

国産小麦は輸入小麦に比べ、タンパク含有量が少なく、またそのタンパク質自体も弱めです。少し焼き上がりのボリュームには欠けますが、小麦本来の甘みのある深い味わいで、きめが細かく仕上がります。また、レシピ本に記載されている強力粉の分量を全て国産小麦で行うと、生地が柔らかくベタベタして扱いにくくなりますので、この場合はレシピの水分を5〜10%減らして、生地作りをすると大変扱いやすくなります。

しかし、基本的にパンは、水分量が多いほど美味しくなりますので、慣れたら徐々に水分量を増やしていくと良いでしょう。