基本のベーグルの作り方-パン作りの教科書 LESSON2

Lesson 2
基本のベーグルの作り方

基本のベーグルの作り方

2時間程度で簡単に作れるベーグルは
初心者さんに最適

ベーグルとは、バターや牛乳、卵を使わずこねた生地をリング状に成形して、茹でてから焼くパンのことです。 もっちりとした食感とドーナツのような形、そしてバターや牛乳や卵を使わないヘルシーさが人気のベーグル。 ニューヨークの定番パンとして有名ですが、実はユダヤ教の宗教食が発祥と言われています。 作り方の最大の特長は、「ケトリング」と呼ばれる焼く前に茹でること。コツさえつかめば、発酵時間が短く2時間程度で簡単に作れるので、パン作りを始めたばかりの方もチャレンジしやすいレシピのひとつです。

作り方を見る

5ステップで学ぶ
作り方&ポイント

はじめに、作り方を動画で
予習&ポイント

次に、5ステップで
流れをつかんで

01.材料を混ぜてこねる

材料を混ぜてこねる

ボウルに材料を加え、よく混ぜてひとまとまりにし、こね台に取り出してたたきつけたり伸ばしたりしてこねます。このこねる作業が、パンの膨らみにかかせないグルテンを作ります。

POINT/固い生地をこねるコツは?
ベーグルは生地がかたいので、体重をかけるようにしてしっかりとこねていきます。

02.分割~ベンチタイム

分割~ベンチタイム

こね上がった生地をすぐにドレッジで等分にしていきます(分割)。きれいに丸めて底をとじたら、乾燥しないようぬれ布巾などをかけて休ませます(ベンチタイム)。

POINT/ベンチタイムってなぜ必要なの?
弾力が強くなった生地はのばしにくく成形しにくいため、一旦生地を休ませてゆるめることで、成形しやすくするのがベンチタイムの役割です。

Q&Aで詳しく見る

03.成形~発酵

成形~発酵

すきまができないように生地を巻いて棒状にし、長さを出したら片方の端でもう一方を包んでリング状にする(成形)。あたたかい場所で発酵させ、ボリュームを出していきます。生地が2まわりくらい大きくなったら発酵終了。

POINT/きれいな輪にするポイントは?
きれいな輪にするためのポイントはふたつ、きちんと長さを出しておくことと、輪のつなぎ方。詳しい動画で見てみましょう。

Q&Aで詳しく見る

04.茹でる(ケトリング)

茹でる(ケトリング)

沸かしておいたお湯にモルトシロップを入れてベーグルを茹でる。茹であがったら、よく水気を切っておきましょう。

POINT/モルトシロップって必要?
モルトシロップを入れると、ベーグルらしいつや、焼き色、風味をつけることができます。

Q&Aで詳しく見る

05.オーブンで焼く

オーブンで焼く

予熱をしておいたオーブンに入れて焼きあげます。焼きあがったベーグルは蒸れないように、すぐに網の上に取りましょう。

POINT/パンをおいしいまま保存するのは?
焼きあがったパンはまず網にとってしっかり冷ましましょう。冷めたらビニール袋などに入れて常温保存がおすすめ。

Q&Aで詳しく見る
詳しい作り方はこちら

失敗かな?と思ったら
お悩み解決Q&A

Qベーグルにおすすめの強力粉は?
A

粉・イースト・そして少量の塩と砂糖というシンプルなレシピのベーグルは、粉そのものの特徴が仕上がりにわかりやすく現れます。レシピはそのままで強力粉を変えるだけで、さまざまな食感や風味の違いが楽しめますよ。もちもち、ふかふか、しっとり…お気に入りのベーグルを探してみてくださいね。

おすすめの強力粉

Qベーグルがしわしわになってしまった…原因は?
A

考えられる原因は3つ。まずは、レシピ自体がやわらかい生地だった場合、ゆでた後に放置するとしわがよることがあります。また、生地を発酵させすぎてしまったときや、茹でる時間が長過ぎる場合にもしわがよってしまうことも。ひとつずつ見直してみましょう。


Q&Aで詳しく見る
Qベーグルを茹でるのはなぜ?
A

焼く前に一度茹でる工程を入れることで、ギュッと目の詰まったベーグルの独特の生地になります。


Q&Aで詳しく見る

これさえあれば始められる
基本の道具

道具

あわせてチェック
基本のお菓子・パンの作り方「富澤商店の教科書シリーズ」 初心者でも失敗しないレシピとコツ