
Lesson 6
基本のカヌレ
外カリッ中もちっの
絶品カヌレレシピを
マスターしましょう
カヌレ(正式名称はカヌレ・ド・ボルドー)とはフランスのボルドー地方の伝統菓子で、外側は固く香ばしくカリっとした食感、内側はもっちり柔らかい食感が特徴です。
コロンとした愛らしい形と美味しさから日本でも人気の焼き菓子として有名です。
今回ご紹介するレシピはバニラとラム酒の風味が香る、王道かつ基本のカヌレレシピです。
はじめに、
作り方を動画で予習
次に、
5ステップで流れをつかんで
1.生地の仕込みを行う

生地の材料は全て混ぜ合わせておく。
POINT
生地仕込みは前日に。
ラップをして最低12時間寝かせましょう。
2.型の準備を行う

型に蜜ろうを入れて120℃のオーブンに入れて溶かす。
取り出した後は刷毛を使いながら均一に伸ばし、その後逆さにし、蜜ろうを固める。
POINT
蜜ろうをぬることで、
カリッとした食感と表面に独特のツヤ感がでて、本場フランスにも負けない本格的なカヌレに仕上がります。
3.生地流仕込み

寝かした生地のラップをはずし、ゴムベラで優しく全体を混ぜる。
POINT
混ぜる際は空気が入らないようにしましょう
4.焼成

型に流し込み、天板に並べた状態で30分程室温に置いて生地の温度をもどしておく。
200℃のオーブンに入れて、約20分焼成。
生地が型よりふくらんだ状態になれば、一度型を打ち付けて生地を下におとしておく。
オーブンに戻し、そのまま約40分~50分焼成。合計で約60分~70分焼成する。
POINT
焼成後型から外した際に焼きムラがあれば、型に戻して追加で焼いてください。
5.焼成後

すぐに型を外して冷ます。
POINT
焼き上がったら蜜ろうが再び固まる前に、すぐにカヌレを型から外します。
失敗かな?と思ったら
お悩み解決Q&A
- Q焼いてる途中で生地が型から溢れます。どうすれば良いでしょうか?
-
A
焼成温度が少し低い場合、カヌレが浮きやすいです。
浮いた後に、納まらず型にカヌレが引っかかる場合は型に入れる生地の量を減らしましょう。
- Q表面がパリッと、中身がもっちりのお店みたいな仕上がりにならないのはなぜですか?
-
A
焼成温度が低いかもしれません。
焼いてから日にちが経つと外側の食感が柔らかくなり、中の食感が固くなります。
- Q蜜ろうは絶対に使わないとダメ?あるのとないのでどう違うのでしょうか?
-
A
クリーム状のバターを代わりに使用することができます。
蜜ろうの方がカヌレ独特のカリっと食感になりフランス本場の様な食感に近づきます。
また、型外れも綺麗です。
- Qカヌレ型でないとダメ?カヌレ型以外で焼く方法を教えてほしいです。
-
A
プリン型や他の型で代用可能です。それぞれの型の耐熱温度に注意してください。
- Qシリコンや金属型いろいろあるけど素材によって焼き上がりはどう違うのでしょうか?
-
A
シリコン型を使用するとカヌレの色が茶褐色で少し柔らかい食感に仕上がります。
金属の型の方が熱伝導が良い為、色濃く表面が固めな食感に仕上がります。
- Q中に気泡が無く、つまった断面になってしまいます。
-
A
焼成温度が低いと生地がつまって焼けます。
焼成温度を高くして焼いてみて下さい。
基本の
ラッピング・道具
ラッピング編
簡単カヌレの作り方
生地作りに必要な材料が少ないと嬉しい!という方には、お手軽なカヌレミックスがおすすめです。ミックスの他に用意するのは、食塩不使用バターとお湯、ラム酒だけ。まずは「簡単カヌレ」からチャレンジしてみませんか?
円(税込)