
BREAD海野 綾子 先生
フランス語で「シュープリーズ」とは「サプライズ=驚き」のこと。 パンの中身をくり抜いてサンドイッチにしたもので、パンのフタを開けると「サプライズ!」となるわけですが、今回はシュープリーズ用のパンとして、大きなパンを作る工程までをご紹介します。 ただ大きなパンを作るだけでは面白くないので2018年の干支にちなんだ飾りパンに仕上げていきましょう。 今回はほうれん草パウダーで主体のパン生地を緑にしていますが、トップの絵柄に合わせて他のパウダー同量で置き換えてもよいでしょう。またプレーンにしたい場合はパウダー10gを強力粉に置き換えて作ってみてくださいね。
このレシピを7人がお気に入りしています
作り方
-
準備1
計量する。
-
準備2
白神酵母は40℃に温めた水に溶き、湯せんで温度を保ちながら泡だってくるまで予備発酵する。
-
1
ボウルに粉類、ほうれん草パウダーを入れ、ひと混ぜする。
-
2
砂糖、塩を加え、少量の牛乳を加え、溶かすように混ぜる。
-
3
水気のないところへ酵母、残りの牛乳を加えたら、全体をざっと合わせる。
-
4
ざっくりと混ざったところでオイルを加え、しっかりと捏ね上げる。
-
5
艶やかになれば捏ねあがり。
-
6
保存容器またはビニールに入れ、室温(20℃前後)で約90~120分ほど発酵させる。または冷蔵庫野菜室を併用して発酵させる。
-
7
3倍くらいの大きさになれば発酵終了。
-
8
ゆるめに丸め直す。
-
9
型に合わせてオーブンシートをカットし、セットする。
-
10
生地を型の中央に置き、平らになるよう軽く押し広げる。
-
11
表面にライ麦を振り掛け、乾燥させないように発泡スチロールの箱などに入れて約60~90分、2次発酵をとる。
-
12
発酵させている間に飾り生地を準備する。
-
13
まずは白生地を作る。ボウルに粉、塩、水、オイルを加え、全体をしっかりと捏ねる。
-
14
艶やかになったら、乾燥させないよう休ませる。
-
15
各色パウダーに少しずつ水(分量外)を加え混ぜペースト状にする。
-
16
生地を4等分にする。
-
17
生地を広げ、ペーストを練りこむ。
-
18
他の色も同様に練りこんだら、乾燥しないようにラップに包んでおく。
-
19
2次発酵終了20分前くらい(型よりも生地がやや上がってきた状態)から飾り生地の成型をする。黒生地を厚さ3ミリくらいに伸ばし、犬の足型でくり抜く。
-
20
白生地で大小二つの円を作り、顔と鼻を作る。黒生地をひも状にのばし、目を作り、三角に成型して鼻先を作り、犬の顔を作る。他、黒生地で耳、紫生地で口、肉球、黄色生地をひも状にし、数字を作っておく。
-
21
白生地で骨型のプレートを作り、その上に数字をのせる。 ※これらの作り方を応用して、メッセージや他の絵柄など作って楽しいですよ!
-
22
生地の高さが型の高さよりも完全に出たら、2次発酵終了。
-
23
犬の顔、耳、手、骨プレートを表面にのせる。乾燥して生地が貼りつかないようなら艶出し用の牛乳を裏に塗って接着する。
-
24
飾り生地の表面に艶出し用の牛乳を塗る。
-
25
オーブンを220℃で予熱し、焼く直前に200℃に下げ、10分後に180℃に下げる。焦がさないよう、トータル約35分で焼き上げる。 焼きあがったら型から取り外す。

BREAD
海野 綾子 先生
横浜「ミモザクッキング」主宰、1998年の開校当初よりパン講師を勤める。国産小麦のしっかりとした粉の旨味、酵母が醸し出す優しい味わい、シンプルこそ感じることができる素材の美味しさに感動し、以降自然酵母や世界のパンを独学で研究。ル・コルドン・ブルー卒業。