レシピID o-ni-201412a-01
子供のころ、毎年大きな丹波黒大豆を送っていただき、お正月には大きな鍋で炊かれていたのが大好きで、ずっと食べ続けていました。
大人になってからは、自分で煮るようになり、みなさんにほめていただけるので、この煮方でいいのだと思います。大粒の黒豆を、ふっくらつやっと煮ることができるとそれだけでお茶うけにもなります。常に豆が煮汁から顔を出さないようにしながら、焦らずゆっくりと味をしみこませていくのがポイントです。
※レシピや画像の無断転載、営利目的利用はご遠慮ください。
※終売商品が含まれている可能性がありますので、ご了承ください。
※アレルギーに関しましては、各自ご使用の材料の表記をご参照ください。
1
黒豆はやさしく洗い、たっぷりの水に浸しもどす。
(12時間〜15時間)
新豆は特に皮が破れやすいのでやさしく洗うようにする。
2
ふっくら戻ったら、圧力鍋に鉄まんじゅうを入れ、戻した豆を汁ごと入れ火にかける。
3
あくが浮いてくるのでしばらく中火にかけながらすくいとる。
4
砂糖の1/3量を加え、あれば落しぶたをし、ふたをして3分半加圧する。
5
さらに砂糖の1/3量と醤油、塩を加え、3分半加圧する。
6
残りの砂糖とみりんを加え、火が通ったら火を止めさまして味を染みこませる。
7
加熱して、冷ますを2〜3度繰り返し、ゆっくり味を染みこませて、2〜3日後からが食べごろ。
8
煮上ったら出来上がり。
Point
全工程で、常に豆が煮汁から出ないように刺し水などして気をつけておく。煮ているときは茶色っぽいがだんだん黒くなっていく。
9
小分けにしておすそ分けも。
圧力鍋がない場合
4の工程以降は、砂糖を何度かに分けて加えながら、豆が柔らかくなるようにことこと煮る。常に豆が煮汁から出ないように刺し水などして気をつけておく。
野菜イベントや料理教室のスタッフ、弁当屋や料理屋の厨房など食の現場に関わり続ける。旬の素材に恵まれる環境にあり、素材をいかした季節を感じる食事を大事にしたいと考える。和菓子製作と教室「おもたせ菓子研究室」のひとりとしても活動中。
著書『心ときめく和のお菓子』(ナツメ社)が2024年1月に発売。
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