レシピID 20200228124549
甘納豆の甘さと岩塩の塩味が後引く、春の香り漂うリュスティック。
トッピングの花色を残すために色づきをあえて淡くしているので、基本のリュスティックに比べるとソフトな食感となっています。
基本のリュスティックのポイントをしっかりと踏まえ、具材が入るタイミングがわかれば、いろいろとアレンジ可能ですので、応用編として挑戦していただきたいパンです。
※レシピや画像の無断転載、営利目的利用はご遠慮ください。
※終売商品が含まれている可能性がありますので、ご了承ください。
※アレルギーに関しましては、各自ご使用の材料の表記をご参照ください。
準備
材料を全て計量する。※フタ付き容器に粉を計量すると良い。
工程1
粉の中央に窪みをつけ、イーストを加え、少量の水で溶く。
2
水で溶いたモルトシロップを加え、ざっと合わせる。
3
塩を加え、塩を溶かすように残りの水を全て入れ、全体を混ぜ合わせる。
4
均一に混ざり、粉気がなくなったら、側面についた生地を落とし、なるべく平らにならす。
5
フタをして、25℃前後で30分発酵させる。画像は30分後の状態。
6
ゴムベラを容器の右側面に差し込み、生地を軽く持ち上げて中央へ折りたたむ。左側、奥側、手前側と同様にゴムベラを差し込み、生地の中央に重ねていく。この時、なるべく生地を破らないようにすること。
7
再びフタをして、25℃前後で60分発酵させる。画像は60分後の状態。
8
さきほどと同様に、ゴムベラを容器の4辺に差し込み、生地を軽く持ち上げて中央へ折りたたむ。
9
再びフタをして、25℃前後で30分発酵させる。画像は30分後の状態。
10
生地に弾力が出てきているので、ゴムベラを容器の片側に差し込み、ゆったりと二つ折り、または三つ折りになるように生地を重ねる。
11
再びフタをして、25℃前後で20分発酵させる。画像は20分後の状態。
12
容器の裏を見ると、たくさんの気泡ができていれば発酵完了。
13
成型時までに塩抜きした桜の葉と甘納豆を計量しておく。桜の葉は太い葉脈を取り除き、2枚にカットしておく。焼成時までに塩抜きした桜の花、岩塩を用意しておく。
14
生地の表面に多めの打ち粉をする。
15
4辺にカードを差し込んだ後、容器をひっくり返して、自然に生地を落下させる。
16
上部のべたついているところへ、甘納豆を散らす。
17
その上に桜の葉を敷き詰める。
18
右側の下に指を入れ、軽く生地を持ち上げて、中央へ折りたたむ。
19
同様に左側の生地も中央へ折りたたむ。
20
生地を裏返し、カードでスパッと切り込みを入れたら、生地を引き離す。これを繰り返しながらおよそ6等分にする。
21
粉を打ったキャンバスに生地をのせて、波型に折る。※生地の断面はべたつくので打ち粉を多めにし、触らないようにすること。
22
発泡スチロールなど保温のできる箱の中に入れて25℃前後で約45分発酵させる。生地がふっくらとしてくれば二次発酵終了。
23
カードなどを使ってオーブンシートへ生地を移動させ、クープを入れ、準備した桜の花と岩塩をのせる。
24
天板ごと230℃で予熱する。焼く直前に200℃に下げて、約17分で焼き上げる。花の色が残るように途中火が強いようなら少し弱めて調整する。
※発酵時間を除く
海野綾子先生 横浜「ミモザクッキング」主宰
1998年の開校当初よりパン講師を勤める。国産小麦のしっかりとした粉の旨味、酵母が醸し出す優しい味わい、
シンプルこそ感じることができる素材の美味しさに感動し、以降自然酵母や世界のパンを独学で研究。ル・コルドン・ブルー卒業。
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