ピスタチオとは？人気のお菓子レシピ8選｜基礎知識や特徴を総まとめ

こんにちは。TOMIZスタッフの三谷です。

バレンタインの百貨店催事などを巡ってみると、その年の話題のコンセプトを反映したお菓子や人気のフレーバーや素材を一気に体験できて楽しいものです。そこで今回は、催事でもよく取り上げられていた2022年もっとも話題の素材のひとつである「ピスタチオ」について、その基礎知識や特徴、おすすめ人気レシピをご紹介していきます。

「ピスタチオ」とは？

「ピスタチオ（英：pistachio）」とは、シリア原産の美しい緑色と甘い繊細な風味が特徴のナッツ。茶色の果肉をもつ実の核仁を食すもので、茶色い薄皮で被膜された仁の部分は薄緑色の楕円形。その栄養価の高さや高貴な風味から「ナッツの女王」とも呼ばれています。

▼樹上のピスタチオ

▼収穫された外皮つきのピスタチオ。この実の部分ではなく、内部の核仁部分が食用となる

ピスタチオの主な産地はイラン、米国、トルコ、イタリアなどで、その中でもイラン産ピスタチオは世界有数の産出量を誇っています。英名の「ピスタチオ」はペルシャ語の「ペステ」が語源で、イラン（ペルシャ）では紀元前6500年頃から食用されていたと言われています。

▼外皮を除いた殻付きのピスタチオ

イランの良質な産地である「ラフサンジャン」は、昼夜の寒暖の差や乾燥した気候がピスタチオの生育に適しているとされています。寒暖差や湿度、低気圧など、地形や気候による環境がイラン産ピスタチオの食感、コクのある甘みに繋がります。

▼殻を剥いた薄皮つきのピスタチオ。「カーネル」と呼ばれる状態

イラン産スーパーグリーンピスタチオは若いうちに収穫し、薄皮を取り除くことで、濃厚な味わいと鮮やかな緑色が際立つことが特長です。

▼薄皮を剥いたグリーンピスタチオ

鮮やかなピスタチオのグリーンは宝石のようで、「ナッツの女王」と呼ばれて愛されるのも納得の品格を感じます。

また一方でイタリア南部のシチリア島を産地とするピスタチオは火山活動によってできた肥沃な土壌と、雨季と乾季がはっきりと分かれた気候がピスタチオの育成環境に最適とされています。柔らかな食感と強い風味が特徴的で、収穫は2年に一度のため貴重な原料でもあります。

実は栄養満点！嬉しい効能も

ピスタチオには、「不溶性植物繊維」が含まれており、便秘解消に効果的です。しかも、タンパク質が豊富で低カロリーなので、ダイエットの強い味方。さらに、「カリウム」を多く含んでいるので、むくみの解消も期待できます！さらには、ピスタチオの主成分である脂質のほとんどがオレイン酸で、オリーブオイルと同じ良質な植物性脂肪となっています。

実は栄養が沢山含まれているナッツなので、健康に良い効果が期待できることもうれしいですね。