レシピID 20220215010548
水100%の高加水で作る、粉の旨味が際立ったカンパーニュです。
パン作りに慣れてない方は、まず何も入れずにやってみるのもよいかもしれません。
ドライチェリーはキルシュに漬け込み、香り高くジューシーな味わいにしておりますが、お酒が心配な方は湯通しして柔らかくしても美味しいです。
生地作りにおけるポイントは生地を破らないようにすること。成型時のポイントは粉をいつもよりも多めにし、べたつく部分を極力触らないようにすること。
材料もシンプルで工程も簡単なので初心者さんにも挑戦していただきたいパンです。
※レシピや画像の無断転載、営利目的利用はご遠慮ください。
※終売商品が含まれている可能性がありますので、ご了承ください。
※アレルギーに関しましては、各自ご使用の材料の表記をご参照ください。
準備1
ドライチェリーは、キルシュに1週間以上漬け込んでおく。
お酒が心配な方は成型時までに湯通ししたものを準備する。
2
材料を計量する。※フタ付き容器に粉を計量すると良い。
工程1
粉の中央に窪みをつけ、イーストを加え、少量の水で溶く。
2
水で溶いたモルトシロップを加え、ざっと合わせる。
3
塩を加え、塩を溶かすように残りの水を全て入れ、全体を混ぜ合わせる。
4
均一に混ざり、粉気がなくなったら、側面についた生地を落とし、なるべく平らにならす。
5
フタをして、25℃前後で30分発酵させる。画像は30分後の状態。
6
ゴムベラを容器の右側面に差し込み、生地を軽く持ち上げて中央へ折りたたむ。左側、奥側、手前側と同様にゴムベラを差し込み、生地の中央に重ねていく。この時、なるべく生地を破らないようにすること。
7
再びフタをして、25℃前後で60分発酵させる。画像は60分後の状態。
8
さきほどと同様に、ゴムベラを容器の4辺に差し込み、生地を軽く持ち上げて中央へ折りたたむ。
9
再びフタをして、25℃前後で30分発酵させる。画像は30分後の状態。
10
生地に弾力が出てきているので、ゴムベラを容器の片側に差し込み、ゆったりと二つ折り、または三つ折りになるように生地を重ねる。
11
再びフタをして、25℃前後で20分発酵させる。画像は20分後の状態。
12
容器の裏を見ると、たくさんの気泡ができていれば発酵完了。
13
成型する前に水気を拭いたチェリーとチョコチップを準備する。
14
キャンバスまたは手ぬぐいや不織布など毛羽立たない布に打ち粉をする。生地の表面にも打ち粉をし、4辺にカードを差し込んだ後、容器をひっくり返して、自然に生地を落下させる。
15
上部はべたついているので触らないようにし、準備したチェリーとチョコチップを9割程度散らす。
16
右側の下に指を入れ、軽く生地を持ち上げて、中央へ折りたたむ。余計な粉は刷毛で払った後、同様に左側の生地も中央へ折りたたむ。
17
残りの1割を散らす。
18
奥と手前の生地を持ち上げて中央で合わせる。
19
布ごと発酵かごへ移動し、多めの打ち粉をして、二次発酵をとる。
20
28℃前後で60~70分発酵させる。2倍くらいの大きさになれば発酵終了。
21
発酵カゴを天板の上で裏返し、布を静かにはがす(綴じ目は下)。
22
クープを入れる。
23
天板ごと230℃で予熱する。焼く直前に210℃に下げて、約10分焼成後、180℃に下げ、20分焼成。途中火が強いようなら少し弱めて調整する。
※所要時間は発酵時間、焼成時間を除いた実質作業時間
海野綾子先生 横浜「ミモザクッキング」主宰
1998年の開校当初よりパン講師を勤める。国産小麦のしっかりとした粉の旨味、酵母が醸し出す優しい味わい、
シンプルこそ感じることができる素材の美味しさに感動し、以降自然酵母や世界のパンを独学で研究。ル・コルドン・ブルー卒業。
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