こんにちは。富澤商店オンラインショップでレシピ著者をしているちょりママです。
今月は知って得するシリーズ。小さな粒が味と食感のアクセントを簡単につけてくれる便利アイテム「つぶジャム」について深掘りしていきます!
さて、みなさんは冒頭の写真をご覧になって、どのパンやお菓子に心惹かれましたか?
実はこのパンお菓子たち、いずれも今回ご紹介する便利アイテム「つぶジャム」を入れて作っています!
小さな粒状のジャム、生地に混ぜ込んで焼くだけの便利アイテム!
つぶジャムは、その名の通り小さな粒状のジャムです。
ジャムが粒状になる!?と聞き返さずにはいられないですよね。
生地に入れてで焼くことで粒状のジャムは溶けて生地になじみます。
とはいえ、さらりとなじむというのではなく、部分的になじむといったほうが正しい伝わり方かもしれません。さらに、ジャムを楽しむというよりは、変化を楽しむという使い方がよいでしょう。
富澤商店で取り扱いのあるジャムのフレーバーは、いちご、メープルシロップ、ブルーベリー、コーヒー、チョコ&バナナ、練乳&いちごの6種類です。
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使い切りが嬉しい「プチとみ」のつぶジャムも!
100g、200gの大容量もあれば、30gの使い切りタイプもあるので、お試しするなら30gの使い切りタイプ、プチとみシリーズのご利用がおすすめです。いちご、メープルシロップ、ブルーベリーの三種類があります。
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パンにつぶジャムを入れてみよう!
まずは、パン生地につぶジャムをいれてみました。
パンと組み合わせたのは「メープルシロップ」のつぶジャムです。
バターとメープルシロップを折り込んで、おいしさ増し増しで作ってみました。
ホームベーカリーに生地の材料と一緒に入れることもできます。
今回はバターと一緒に成型時に使用したいので、生地には入れずに作りました。
水180ml、強力粉(高加水)250g、砂糖17g、スキムミルク9g、塩4g、バター(食塩不使用)10g
パンケースに材料を入れて「パン生地」コースを押して生地を作ります。
生地作りが終わったら、丸め直して生地が乾かないように湿らせたキッチンペーパーをかけて15分ベンチタイムをとります。
生地を横30㎝程度に伸ばします。(縦は巻ければ何cmでも)
室温に戻したバター(加塩)12gをぬり、つぶジャム(メープルシロップ)30gを散らします。
バターは生地の巻き終わり2㎝程度は外して広げると良いでしょう。
生地を手前から巻き、6等分に切ります。
断面を横にして天面に打ち粉(強力粉)をふり、菜箸で縦半分を押し付けて成形します。
ひと回り大きくなるまで二次発酵をし、180℃に予熱したオーブンで15分焼いて完成です。
マフィンにつぶジャムを入れてみよう!
次は、マフィンにつぶジャムを入れてみましょう。
マフィンと合わせたのはいちご味のつぶジャムです。
バター(食塩不使用)70g、卵1個、牛乳50mlは室温に戻しておきます。
薄力粉120g、ベーキングパウダー6gを合わせてふるっておきます。
グラニュー糖50g、つぶジャム(いちご)50gを用意します。
一般的なマフィンの作り方と同じです。
滑らかにしたバターにグラニュー糖を加えて泡だて器で混ぜます。
少しずつ溶いた卵を加え混ぜ、粉類を加えて底から救い上げるように混ぜます。
最後につぶジャムを入れてざっくりと混ぜます。
マフィンカップに生地を等分に入れ、180℃に予熱したオーブンで20分焼いて完成です!
クッキーにつぶジャムを入れてみよう!
最後は、クッキーにチョコ&バナナ味のつぶジャムを入れてみました。
2種の味が楽しめる混合つぶジャムは初体験なので、楽しみが増します。
バター(食塩不使用)60g、卵1個は室温に戻しておきます。
薄力粉100g、片栗粉10g、塩1.5gを合わせてふるっておきます。
グラニュー糖30g、つぶジャム(チョコ&バナナ)50gを用意します。
バターを控えめにして卵をたっぷり入れ、スプーンで落とす成形不要のドロップクッキーにしました。
一般的なクッキーの作り方と同じです。
なめらかにしたバターにグラニュー糖を加えて泡だて器で混ぜます。
少しずつ溶いた卵を加え混ぜ、粉類を加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
最後につぶジャムを入れて混ぜます。
スプーンふたつを使い、オーブン使用可能のシートの上に落とします。
180℃に予熱したオーブンで25分焼いて完成です!
実際につぶジャムを使ってみて~使い心地や所感~
パン、マフィン、クッキーにつぶジャムを入れてみました。
感想は如何に!?
メープルパン
生地に入れずに折り込む手法にしたので、溶けるジャムというよりは、粒状のジャムの存在感を感じられます。メープルの甘みとバターの塩味、ふんわりやわらかい生地にやさしく甘塩味をプラス。ジャムにあたるとメープルを味わえ、飽きることなく何個も食べたくなるパンに仕上がりました。
いちごマフィン
ふんだんにつぶジャムを入れたので存在感たっぷりでした。生地の甘さを控えることができ、フレーバーを変えたら何パターンも手軽に楽しめるのがよいところです。
今回のいちご味なら、バレンタインやひな祭りなどのイベントでで作るのもありです!次は何味にしようかな~!!
チョコ&バナナクッキー
味のバランス的には、チョコよりバナナの主張が強いという感じでした。つぶジャムバナナが熱によって溶かされてキャラメルっぽい食感もあり、片栗粉を入れたのでサクサクとしたつぶジャムに負けないクッキー生地のバランスもとてもマッチしてました。このクッキーの配合は万能かもしれません、、!!
バレンタインやホワイトデーのお手軽レシピとしてもおすすめできます!
どれを作っても簡単にアクセントが楽しめ、ストックも可能で入れるだけでフレーバーが変えられる。他にそのようなものはあるのかな?と思ったほどです。
とろとろ~というジャムを求める時は違うものの方がよさそうですが、生地に入れてもダレない、存在感を出せる、そんな使い方が欲しい方におすすめのアイテムです。
みなさんの富澤商店ライフのお役に立てるとうれしいです。
富澤商店ちょりママレシピも合わせてどうぞよろしくお願いします!
コラム執筆:ちょりママさん
フードコーディネーター・調理師・食生活/食育アドバイザー。「子どもも大人も一緒のごはん」をコンセプトに簡単レシピを発信。
企業レシピ・メニュー開発、書籍出版のほか、フードスタイリング、食育活動も多数。