きんつばとは?名前の由来と基本のレシピ3選

和菓子

こんにちは。富澤商店オフィシャルクリエイターのユイミコです。
今日は和菓子の中でも、「きんつば」について皆さんにご紹介したいと思います。皆さんの中にもお好きな方いらっしゃるのではないでしょうか。

きんつばとは?

「きんつば」とは、餡のまわりに生地をつけて焼いた四角い和菓子です。丸い形で蒸したものもありますが、四角いきんつばを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

「きんつば」が作られ始めた江戸時代の当初は、丸型で平たい形状をしていましたが、明治に入ってから四角いきんつばが作られるようになり、現在では「きんつば」と言えば四角い形と定着してしまいました。

「きんつば」の名前の由来はユニークで、作られた当初の丸型が刀の鍔に似ていることから「銀鍔(ぎんつば)」と名付けられ、銀より金の方が上等で縁起が良いということで、「金鍔(きんつば)」と呼ばれるようになったといわれています。

きんつばの作り方とおすすめレシピ3選

日常的なおやつとしてきんつばを食べるということは、現代では少なくなったかもしれませんね。最近は、お土産やおもたせ等、いただきものとして登場することの方が多いきんつばですが、実は簡単にご家庭で作ることができます。

一面ずつ地道に焼いていく工程が楽しいので、ぜひ作ってみてください。

中の餡を変えるだけでアレンジもしやすく、素朴な美味しさがクセになりますよ!
きんつばのおすすめレシピ3選はこちら!

■基本のきんつば「餡づくり」
まずは、中の餡を作りましょう。硬めに炊いた餡を四角に整える方法もありますが、一般的には寒天と餡を煮溶かして、容器に流し固めます。

■生地づくり
次に生地です。 白玉粉がダマにならないように水で溶いたら、砂糖や薄力粉を加えて混ぜるだけ!とっても簡単です!

■きんつばを焼く
固めた餡を好みの大きさにカットして、一面ずつ生地をつけて弱火で焼きましょう。

薄く生地をつけるので、最後の1個を置く頃には最初の1個が焼けています。順番を守って焼くのがポイント!

焼きあがったら、はみ出した生地をキッチンバサミで切り取って出来上がり!

この工程が実は密かな楽しみだったりします。はみ出した生地をカットしてきんつばたちが綺麗になっていくのが気持ちいい~♪

時間がたつと生地が硬くなってしますので、なるべく早く召し上がってくださいね。

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大好き!芋きんつば

中の餡を芋羊羹にすれば、芋きんつばも簡単にできちゃいます!

お芋の裏ごしがちょっと大変だな~という方は、様々な餡を使ってアレンジしてもよいですね!基本のきんつばのつぶ餡を好みの餡に置き換えればOK!

ドライフルーツやジャムを使って自分好みの餡を作ってみるのもよいですね。いろいろなきんつばを楽しんでみてください♪

コラム執筆:ユイミコ先生

ユイミコ先生
ユイミコ先生

和菓子家 大森慶子が主宰
2005年東京製菓学校卒業したのち、和菓子店での勤務を経て、2008年より「ユイミコ」としての活動を開始。
巣鴨にアトリエを構え教室を開催する他、世田谷、青山など各地でも和菓子教室を開催。