自宅でかんたん!わらび餅 作り方・レシピ

お菓子作り

こんにちは!

TOMIZスタッフの三谷です。
夏真っ盛り、外出するのもためらわれるほどのシーズンですが、いかがお過ごしでしょうか?

今日はこんな暑いシーズンでもひんやりつるんと食べられる「わらび餅」のおすすめレシピを、材料による違いも合わせてご紹介したいと思います!

TOMIZでご購入いただける「わらび餅」の材料には、「本わらび粉」「特撰わらび粉」「わらびもち粉」と、いくつかのバリエーションがあります。お値段も結構違うので、「わらび餅を作りたいけど、どれを選べば・・・?」と思う方もいらっしゃるのでは?

そこで改めて、材料の違いをおさらいしてみましょう。

本わらび粉の特徴

本わらび粉」とは、山菜の蕨(わらび)の根茎からとれるデンプンを100%使用した粉末。
製品そのものはグレーがかった粉末で、水に溶かし、火にかけて練り上げても透明感のある黒色に仕上がります。
練り上げたもちは粘りが強くしなやかに伸び、それでいて口に入れるとスッと溶ける独特の食感と滋味豊かな味わいが楽しめます。

特撰わらび粉の特徴

特撰わらび粉」は、本わらびの風味を活かし、癖のないれんこんでんぷんをベースに作られた粉末。
本わらび粉に比べるとやや白っぽく、水に溶かし、火にかけて練り上げるとやや褐色がかった透明な生地に仕上がります。
練り上げたもちにはぷるんとした弾力があり、なめらかな口当たりと本わらびの風味が楽しめます。本わらびよりもリーズナブルな価格が魅力です。

このほかに、富澤商店(TOMIZ)には甘藷でんぷん(さつまいものでんぷん)を主体にした「わらびもち粉」という製品もあります。
この「わらびもち粉」がもっともお手頃で、水菓子・デザートとしてお手頃価格で購入できるクリアな透明感のある「わらび餅」だとこういった原料で作られていることが多いです。
本わらび粉は使用されていませんが涼やかでつるん、ぷるんとした食感は変わらないので、例えばコーヒーやミルク、フルーツピューレなどでアレンジしても楽しいデザートが作れます。

本わらび粉と特撰わらび粉の作業性は違う?

火にかけて練っているときの色味がかなり異なりますが、練り上げの作業自体は変わりません。
どちらも弾力と粘りがありますが、本わらびの方が生地の伸び方がしなやかです。
火にかけながらゴムベラなどで練ると驚くほど伸び、粘度の高さを実感することができます。

左が本わらび粉、右が特撰わらび粉の練り上げの様子です。

本わらび粉と特撰わらび粉の練り上がりの違いをチェック!

色味の違いが一番です!(粉が高価なので本わらびは少量で作ってしまいましたが・・・)
本わらびの黒々としたツヤはインパクトがあります。
和菓子屋さんでわらび餅をいただくと、「特撰わらび粉」のやや褐色がかった透明なものが提供されることが多いですよね。
きな粉をまぶして仕上げるとどちらも涼やかで風情があり、それぞれの良さを感じます。

右が本わらび粉を使ったもの、左が特撰わらび粉を使ったもの。

自宅でかんたん!わらび餅 おすすめレシピ3選

わらび餅のおいしさは、とにもかくにも「できたて」のところにあります。
しなやかな食感も口どけも、できたてならではのもの。
和菓子屋さんでも味わえない極上のおいしさを楽しめるおすすめのレシピをご紹介します。

本わらび粉で作るあん入りわらびもち

本わらび粉は何と言っても練り上がった生地の伸びの良さと風味の強さが特徴です。
そのままつるんと食べても極上の味わいですが、薄くしなやかに伸びて切れない特性を活かしてあんこを包むと和菓子屋さんにも負けない本格的な「あん入りわらびもち」が仕上がります。

あんわらび

抹茶わらびもち

特撰わらび粉は本わらびに比べてお手頃価格で購入できるのが魅力ですが、本わらびの風味の良さもしっかり楽しめるのでちょっとよそ行きのアレンジもお勧めです。
あんこや抹茶など、他の和菓子素材と組み合わせても手作りとは思えないおいしさを楽しんでいただけますよ。

ご家庭でのわらび餅作りを動画でチェックしたい方はこちら!

【和菓子のレシピ】3ステップで簡単♪わらびもちレシピ!!

 

まだまだ暑さの厳しいシーズンが続きます。
つるんとのど越しのいいわらび餅で、ひんやり涼やかなひとときを過ごしてくださいね。