こんにちは。富澤商店にてレシピ著者をしておりますマスダアイミです。
私は現在、小さな子どもを育てながらレシピ開発や自身の教室業を行っています。
仕事や子育てが忙しい人にとって負担になってくるのが毎日の食事づくり。
「栄養が摂れるものを作りたい。」「出来るだけ手作りしたいけどなかなか時間もないし労力もかかる…。」と、現代はそんな方が多いのではないでしょうか? 私もその一人で、なんとか簡単に簡潔に…!栄養のあるものを子ども・家族に作ってあげたいと思っています。
そこで私がおすすめしたいのが「せいろのある暮らし」。
せいろがあれば、手軽に毎日の食事を充実させることが出来ます。
私の日常での使い方をご紹介しながら、せいろを活用したおすすめレシピ「甘酒つけダレ」と「野菜蒸しパン」のレシピもお伝えしていきたいと思います。
せいろの基本的な使い方
せいろは竹や木など、天然素材でつくられている昔ながらの蒸し器です。
和せいろ・中華せいろ等の種類があり、肉まんやシュウマイが蒸されているところや温泉街などで饅頭が蒸されていたりする時に見たことがあるのではないでしょうか?
我が家ではサイズ違い、素材違いのせいろがあり、用途に合わせて使い分けています。
竹、杉、桧などの素材の違いは耐久性や香りの出方などが違ますが、蒸し具合に差はあまりない印象です。

たくさんの量を蒸したい、大きなものを蒸したいときは大きなサイズ、ひとり分の野菜蒸しや食べ切りサイズのおやつを作りたい時は小さなサイズを使っています。

基本的な使い方は、使用する前にせいろの身の部分をさっと濡らし、そこへシートを敷いて使っています。
せいろシートというものがせいろを売っているお店に行くと売っているのでそれを購入するのも良いですし、オーブンシートやさらしも使えます。
オーブンシートの場合、シートをくしゃくしゃにした後、型に敷き込み、余計な水分が抜ける穴を開けます。
私はナイフを使ってせいろの穴部分に切り込みを入れています。ちょっとズボラですが簡単に穴が開けられます。


容器に入れて蒸すものや、せいろが汚れないものを蒸す時はそのまま使用して大丈夫です。
お手入れも簡単

お手入れ方法は湯で浸した布巾で拭くだけ。洗剤は素材に浸透してしまう恐れがあるため使いません。
しっかり乾燥させることが大切で、風通しの良い場所で陰干しします。濡れている状態で保管するとせいろがカビてしまうのでよく乾かすのが大事です。

見せる収納として吊るしておけば、通気性も確保でき、量をとるせいろの収納として理に適っているのでおすすめの方法ですよ。
富澤商店で買えるせいろと関連商品
せいろを使うメリットとは?
せいろを日常に取り入れると、美味しさの面、作業効率の2つの面でメリットがあります。
まず美味しさの面ですが、茹でる・焼く調理法と比べて蒸すことで素材のおいしさをぎゅっと閉じこめ、ヘルシー且つふっくらジューシーに仕上げることが出来ます。
野菜が分かりやすいのですが、野菜本来の風味や甘味がグッと引き出されとても美味しくなるのです。
私は旬の野菜を手に入れたら蒸し料理で楽しんでいます。せいろで蒸すことで、風味がより濃厚になり美味しくなります。

そして作業効率の面でもおすすめです。
一度に数種類の野菜を蒸して、それぞれを違う味付けで仕上げてしまえば、おかずが数品作れます。

また、せいろ自体がそのまま置いてもお洒落に見えるので、蒸したものをせいろごとそのままテーブルに置いてしまえば立派な一品の完成です。
あとはご飯と味噌汁があれば立派な定食になります。

子育て中のご家庭にこそおすすめなせいろレシピをご紹介
我が家は小さな子どもがいるので、まだ生野菜は消化の面で控えているのもあり、せいろで蒸し野菜を作るのが定番化しています。
「野菜本来の味を教えてあげたい」そんな時も蒸し野菜は大活躍。
人参は甘く仕上がるし、さつまいももギュッと甘味が閉じこめられて、それだけでおやつになります。
そして私自身は楽して食事を作ることができる。最高ですよね。

同じように子育てをされながら頑張っているママ・パパに、是非せいろのある暮らしをおすすめしたいので、ふだん私が活用している蒸し野菜のつけダレのレシピと、子どものおやつにぴったりな蒸しパンの作り方をご紹介したいと思います。参考にしてください。
混ぜて完成!甘酒つけダレのレシピ
作り方は至って簡単。全て容器に入れて混ぜるだけ。
甘酒は濃縮タイプがおすすめですが、さらさらとしたタイプでも大丈夫。味を見て量を加減してくださいね。


お子さんが酸っぱい味が苦手であれば酢を入れなくても大丈夫です。大人の食事なら、ここに豆板醤やにんにくを入れるのもおすすめです。
おすすめ商品
せいろで作る大きな野菜蒸しパンのレシピ
- 薄力粉 95g
- お好みの野菜ファインパウダー 6g
- きび砂糖 35g
- ベーキングパウダー 4g
- 米油 20g
- 卵 1個
- 牛乳 50g
ボウルに卵、砂糖、米油、牛乳を順番に入れながらよく混ぜます。

そこへ粉類(薄力粉、野菜ファインパウダー、ベーキングパウダー)をふるい入れ、切るように混ぜて生地が滑らかになったら生地の完成。

せいろにオーブンシートを敷き(※穴は開けない)生地を流し込み、沸騰した鍋の上にせいろを置き
中火(ふつふつと静かに沸騰しているくらい)で15分蒸して出来上がりです。


野菜ファインパウダーは発色が良く、使われている原材料も国産の野菜のみでおすすめ。
安心して子どもに与えることができますね。


子どもと一緒に作るのも良い経験になります。
「よくぐるぐると混ぜてね」「生地が緑色になったね!」「出来立てを食べてみよう!」
と、楽しんで作ってみてください。

ふかふかの蒸しパンを好きな量ちぎっていただきます!

おすすめ商品
せいろを毎日の暮らしに。簡単・時短、そして美味しい食卓作りに

せいろのある暮らしは一見敷居が高そうに見えますがそんなことは無く、簡単・時短が叶う上に素材の風味を生かして美味しい蒸し料理が作れる万能アイテムです。
せいろを日々に取り入れて、無理なく快適な手作り生活を送りましょう!