こんにちは。富澤商店オンラインショップでレシピ著者をしているちょりママです。
今月は徹底比較シリーズ。プリンに欠かせないほろ苦いカラメルソース。ミルキーな甘さで虜にさせるキャラメルソースの違いについてフォーカスします
どちらも知ってはいるものの、時にどっちがどっちだっけ!?と混同してしまうこともありますよね。
どちらも手作りができ、オリジナリティが出せるものでもあります。検証の結果、好みの味を見つけたり、用途のふり幅を知ることにもなりました。「カラメル&キャラメル」のメルメル世界を掘り下げていきましょう!!
カラメルソースを作る
まずは、カラメルソースから作ってみましょう。
材料は、グラニュー糖、水です。ここに湯を適宜用意しておいてくださいね。
湯の使用量はその時の完成したものによりますが、水と同量を用意しておくのがよいと思います。
材料
- グラニュー糖 70g
- 水 35ml
- 湯 適宜(35ml程度を目安に)
鍋にグラニュー糖、水を入れて強火にかけます。
透明の液体状になったシロップがぶくぶくとしてきたら、弱火にして茶色く色づくまで鍋を揺すって作ります。
茶色く色づいたら火を止め、準備しておいた湯を加えて鍋をゆすってまぜて濃度を調整します。
湯の量が少なければ、硬いアメのようなカラメルに仕上がります。
また、冷めると固まるので、熱い状態のときはさらっとしているくらいでちょうどよいです。
カラメルソースが完成しました!
茶色く色づく濃度を加減すれば、香ばしさを変えることができます。
さらさらのカラメルソースがよければ、湯を多めにするとよいでしょう。
お好みのカラメルに仕上げることも簡単です。
やはり、カラメルソースといったらプリンでしょうか。
甘いプリンとほろ苦いカラメルソース。
この組み合わせを考えた人は天才だなと痛感しますね。
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バターで作るキャラメルソースを作る
お次にキャラメルソースを作りましょう。
キャラメルソースはバターで作るものと、生クリームで作るもの2つでも比較してみます。
材料
最初はカラメルソースと同様の工程で進めていきます。茶色く色づいてくるまで加熱します。
茶色く色づいたら火を止め、バターとはちみつを入れて混ぜ合わせます。
弱火で混ぜながら良き濃度まで火を入れます。
バターで作るキャラメルの完成です!
茶色く色づくタイミングもありますが、ほろ苦さとミルキーな味わいの融合。
甘いのが、キャラメルが得意ではない方にも気に入っていただけれるのではないかなと思います。
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生クリームで作るキャラメルソースを作る
そして、生クリームで作るキャラメルソースも作ってみましょう。
材料
生クリームは熱々のカラメルソースにいれるので、電子レンジで温めておくとよいです。
100mlに対して電子レンジ600Wで1分を目安に。
こちらもカラメルは作るまでの工程は同様です。だんだん慣れてきて、カラメルジャストを見つけることができます。笑
火を止めて生クリーム3回に分けて混ぜながら加えます。
バターバージョンよりもミルキーな味わいで、キャラメル好きはこちらを選ぶかもしれませんね。
バターに比べて材料が少ないのが◎
生クリームがあれば、このバージョンで作るというのもありですね。
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あのキャラメルパンケーキももっと身近に!!
富澤商店「北海道産小麦のパンケーキミックス」は、ミックス粉っぽさがなく甘さ控えめでおすすめですよ。
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キャラメルソースとカラメルソースを比較
キャラメルソースとカラメルソース。
メルメルコンビなだけに、ベースの材料に違いはありません。
むしろ、キャラメルソースはカラメルソースの派生といっても良さそうですよね。
カラメルソースはプリンのほか、和食材のスイーツにとても合いますね。
バニラアイスにほろ苦いカラメルソースをかけてもおいしいでしょうね・・・!!
バターキャラメルソースと生クリームキャラメルソースの比較もしておきましょうか。
並べてみると、味にも付随する色味の違いがあります。
口に運ぶとその差は大きくでるのではないでしょうか。
好みにはよりますが・・・バターキャラメルソースは香ばしさとはちみつのやわらかい濃厚さがあるので、ケーキなどの間に挟んでも負けない存在感があります。
生クリームキャラメルソースはキャラメルの重みがありながらもミルキーさを兼ね揃えているので、かけて使うのにもってこいではないでしょうか。
おまけ☆マシュマロでキャラメルポップコーン
大人気のポップコーン。わが家の息子はキャラメルポップコーンが好きでして・・・。
キャラメルポップコーン食べたい!となった時に、すでにポップコーンで力を使っているので(力?)キャラメルはサクッと作りたい。そんな時のとっておきレシピです。
フライパンにポップコーン(50g)、油(大さじ3)を入れます。
蓋をして中火にかけて、粒がはじけてきたらフライパンを揺すって満遍なく粒がはじけるようにします。ポップコーンが完成したら、ポップコーンを取り出します。
同じフライパンに(フライパンに残った油はそのままでOK)、マシュマロ(50g)、加塩バター(10g)を入れて弱火にかけます。ゴムベラで混ぜながらマシュマロを溶かし、バターとなじませます。
マシュマロキャラメルソースが出来上がったら、ポップコーンにからめます。
からめる時はスピード勝負!
天板に広げてキャラメルがさめるのを待ちます。
キャラメルはポップコーン全体にかかっているよりは、かかっているところ、ないところがあるのがわが家の丁度いい甘さです。お好みでマシュマロとバターは増やしてください。
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カラメルとキャラメルの違いは?
いかがでしたでしょうか。
カラメルは砂糖と水でできるものに対し、キャラメルはバターや生クリームが必要になります。
前述の通り、キャラメルはカラメルの先にあるものという印象が強いです。
また、キャラメルは本来、生クリームや砂糖、バターなどを溶かして冷やし固めてお菓子です。
キャラメルソースはそこから派生したものになります。
キャラメルソースはバターで作るものと生クリームで作るものにも違いがありました。
バターキャラメルは、はちみつが味をマイルドにさせ、生クリームよりもあっさりと仕上がります。さらにカラメルの香ばしさが引き立ちます。
生クリームキャラメルは生クリームの濃厚かつ、ミルキーと重みの両者を感じる味わいに仕上がります。
みなさんはどのタイミングでカラメルソースとキャラメルソースを使いますか?
ぜひご自宅でメルメルソースをお好きなものと組み合わせてみてくださいね。
みなさんの富澤商店ライフのお役に立てるとうれしいです。
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コラム執筆:ちょりママさん
フードコーディネーター・調理師・食生活/食育アドバイザー。「子どもも大人も一緒のごはん」をコンセプトに簡単レシピを発信。
企業レシピ・メニュー開発、書籍出版のほか、フードスタイリング、食育活動も多数。