レシピID 20221207040316
新年を祝うお菓子のひとつである花びら餅は、平安時代の宮中で行われていた「歯固めの儀式」が由来とも言われます。
餅の上に肉や野菜、押し鮎などをのせて食べ、長寿を祈願していたそうで、ごぼうの蜜煮は肉や押し鮎の見立て、菱形の餅が人参の見立てとされています。
今回のレシピは、もち粉にうるち米の粉も入れて、手でものばしやすく、生地の存在感がある花びら餅にしました。
生地、ごぼう、味噌あんの量は、お好みに合わせて加減してみても。。
※味噌あんの味噌を白味噌にする場合は、味噌の2割ほど(白あん100gなら20gほど)加え混ぜてください。
※レシピや画像の無断転載、営利目的利用はご遠慮ください。
※終売商品が含まれている可能性がありますので、ご了承ください。
※アレルギーに関しましては、各自ご使用の材料の表記をご参照ください。
(前日準備)ごぼうの蜜煮1
ごぼうは、たわしでよく洗い、10cm長さに切り水にさらしたら、15~20分茹ででやわらかくなったら湯を切る。
(前日準備)ごぼうの蜜煮2
砂糖と水を煮立てたら、縦に4分割した ゴボウを入れ一煮立ちさせ、そのまま一晩おいて煮含ませる。
1 ごぼうの蜜煮
作業前に、前日に煮ておいたごぼうの蜜を切っておく。
2 味噌あん
耐熱ボウルに白あんを入れ、裏ごした味噌と、水を加えよく混ぜ合わせる。
3
キッチンペーパーをかるくかぶせ、レンジ(500W)でまず1分加熱し、全体を混ぜたらさらに30秒~1分かけ全体加熱する。
※全体に火が通っていれば大丈夫です。冷めると固まるのでやわらかめで仕上げましょう。
4
粗熱をとったら6等分し丸めておく。(1個15gほどずつ)
5 餅生地
色粉を少しの水(分量外)でといておく。
6
バットか作業板に打ち粉用のかたくり粉をしいておく。
7
耐熱ボウルにもち粉、上新粉、砂糖を入れよく混ぜ合わせたら、水を加えてよく混ぜ合わせる。
8
電子レンジ(500w)で、まず1分半かけたら取り出し全体を混ぜ合わせ、さらに1分ずつかけて、取り出し混ぜてを繰り返す。
9
レンジのなかでぷくっと膨らみ、全体に火が通り、生地に艶が出てきたら加熱終わり。(加熱時間4分~5分)
10
ひとまとめにし、6のかたくり粉に取り出す。
11
折りたたむか、上からもかたくり粉を振って全体に粉をまぶす。
12
生地を8等分にする
生地を丸く、切り口をなるべく小さく、親指と人差し指をつかって分ける。
13
6個分の生地を7.5×9cmほどの楕円にのばす。
両手で持って、ピザ生地をのばすようにすこしずつ広げていくか、粉の上でのばす。
ごぼうの長さがあるので横は7.5cmくらいまでにおさめるように気にかけておく。
※残りの2個の生地は、あとで赤に染める。
14
生地のかたくり粉を刷毛ではらう。
15
2個分の生地の粉を水で洗い流し、耐熱ボウルに入れ、5の溶いた色粉で赤に着色する。
16
レンジ(500W)で1分ほど加熱したら、白い生地と同じようにかたくり粉に取り出し、粉をまぶし、手で平らに広げる。(10×14cmほど)
17
4cm角くらいにカットし、粉をはらう
18 仕上げ
14の白い生地に、17の赤い生地をのせ、 1のごぼうを置き、4の味噌あんをのせる。
19
生地を半分に折りたたんだら手で包むようにカタチを整える。
20
出来上がり。
※ごぼうの蜜煮の前日準備時間は含まない
野菜イベントや料理教室のスタッフ、弁当屋や料理屋の厨房など食の現場に関わり続ける。旬の素材に恵まれる環境にあり、素材をいかした季節を感じる食事を大事にしたいと考える。和菓子製作と教室「おもたせ菓子研究室」のひとりとしても活動中。
著書『心ときめく和のお菓子』(ナツメ社)が2024年1月に発売。
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