レシピID 20160204154011
淡いピンクと黄緑色に染めた軽羹で、白手亡豆の甘納豆入り金団餡を挟み、春らしい色合いのお菓子に仕上げました。
若草の芽吹きが春を待ちかまえ、上には花の色。そんな春の色を重ねたこのお菓子は、菱餅のようにひし形にカットすれば、桃の節句のお祝いにもピッタリです♪ ちなみに菱餅の色には、ピンク(赤)=魔除け、白=子孫繁栄や長寿、緑=厄除けの意味があるそうです。
日持ち:2~3日(保存環境によりますので出来るだけ早くお召し上がりください)
※レシピや画像の無断転載、営利目的利用はご遠慮ください。
※終売商品が含まれている可能性がありますので、ご了承ください。
※アレルギーに関しましては、各自ご使用の材料の表記をご参照ください。
下準備 1
蒸し器の蓋に布巾をかぶせ、水蒸気が下に垂れるのを防ぎます。
蒸し器を火にかけ蒸気を上げておきます。
下準備 2
流し型に紙を敷き、その上にセパレートペーパーを敷きます。
紙を2重に敷くことで、蒸し上がった軽羹生地を取り出しやすくなります。
作り方 1
軽羹生地を仕込みます。
2
大和芋は皮を剥き、目の細かいおろし金で丁寧にすりおろし、40g計量します。
3
(2)にグラニュー糖を3回に分けて加え、空気を含ませるように手でグルグルと混ぜます。
※手がかゆくなる人は、すりこ木を使って混ぜましょう。
4
水も3回に分けて加え、空気を含ませるようによく混ぜ合わせます。
5
かるかん粉を一度に加え、よく混ぜ合わせます。
※手ですくって流すと、リボン状に落ちて跡がすぐに消えるくらいが硬さの目安。
6
生地を2等分し、ピンク色と黄緑色(黄と緑を使用)に着色します。
7
2つの流し型に分け入れ、それぞれ強火で約10分蒸します。
8
蒸し上がったら型から取り出し、紙を剥がします。
9
網の上で冷まします。
10
流し型にピンク色の生地を敷きこみます。
※軽羹生地は蒸すと若干縮むので、型との間に隙間ができた場合は餡などを詰めて隙間を埋めこんでおきます。
11
金団餡を練ります。
12
鍋に寒天と水を入れ混ぜ、火にかけ寒天を溶かします。
13
沸騰して寒天が完全に溶けたら、極上白こしあんを加え、強めの火で焦がさないように練ります。
※練る時に混ぜすぎると、寒天のコシが弱くなって固まりにくくなり、食感も悪くなります。
鍋底をこするように木ベラを動かしながら、なるべく少ないヘラ数で練りましょう。
14
木ベラですくって垂らすとうっすらと積もり、鍋をゆすると平らになるくらいの硬さまで練ります。
15
しっとり甘納豆を加えて火を止めます。
16
軽羹生地を敷きこんだ型に流します。
17
その上に黄緑色の軽羹生地を乗せ、軽く押して密着させて冷まします。
18
冷めたら適当な大きさに切り分けます。
19
ひし形にカットすれば、桃の節句の菱餅風になります♪
和菓子家 大森慶子が主宰。
2005年東京製菓学校卒業したのち、和菓子店での勤務を経て、2008年より「ユイミコ」としての活動を開始。
巣鴨にアトリエを構え教室を開催する他、世田谷、青山など各地でも和菓子教室を開催。
最新刊『おうちカフェでおもてなし ユイミコの和スイーツ』(世界文化社)が2020年6月に発売。
敷居が高いと思われがちな和菓子を気軽に楽しんでもらうための活動を広げる。
その他著書:『道具なしで始められる かわいい和菓子』
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