バタフライピーとは? 青いハーブを徹底比較|使い方とおすすめレシピ6選

パン・お菓子作り

こんにちは。富澤商店スタッフです。

お菓子やパンを作る時に青系の色を出したいことありますよね。青系の粉末色素を使うという方も多いのではないでしょうか。今日はそんな時の選択肢としてもおすすめの「バタフライピー」のご紹介です。バタフライピーは100%植物由来の製品ですが、とてもきれいな発色なのでSNSでもよく見かけるようになりましたね。
おすすめ用途やレシピなどもご紹介しますのでぜひ色々なレシピにもアレンジして使ってみてくださいね!

バタフライピーとは?

バタフライピーとは、東南アジアを原産とするマメ科の植物で、和名は蝶豆(ちょうまめ)です。そのためバタフライ=蝶なのですね!鮮やかな青い花を咲かせるバタフライピーですが、その花にはアントシアニンが多く含まれています。インドでは古くからアーユルヴェーダなど薬草として、または食事療法として取り入れられていました。また昨今では東南アジアや日本でもハーブティーとして広く親しまれていますね。青い鮮やかな色は染色として、衣類にも使われているそうです。

バタフライピーで色が変わるのはなぜ?

先述の通り、バタフライピーには多くのアントシアニンを含みます。アントシアニンとは、抗酸化作用のあるポリフェノールのひとつでアルカリ性なので、レモン果汁など酸性のものと合わせることにより化学反応で青色から紫色に色が変化します。色の変化と深く美しいブルーや紫はとても幻想的で作るものによって繊細な深みを表現することができます。

※レモン汁ほんの少量で一気に紫色まで変化します。

バタフライピーの種類とおすすめ用途

さて、ではバタフライピーにはどんな商品があるのか見ていきましょう。
富澤商店には3種類の取り扱い商品があります。
それぞれどんな違いがあるのか、どんな使い方が適しているのか、詳しくご紹介していきます。

1.バタフライピー(ハーブ) 

ほのかに豆のような味わいの飲みやすいハーブです。癖の少ないハーブの為、レモンを絞り爽やかな風味を足したり、はちみつを加えやさしい甘味をプラスしてドリンクなどで楽しむのがおすすめです。

2.バタフライピーパウダー

様々な用途で使える鮮やかな食品原料です。焼き菓子や製パン、アイシングのほか、和菓子やチョコレート、生クリームなど製菓材料としても広い用途で使用できます。袋からだすと塊がありますが片栗粉のようにほろほろとすぐに崩れます。ゼリーなどの水菓子はパウダーではなくエキスパウダーがおすすめです。

3.バタフライピーエキスパウダー

バタフライピーのエキスを粉末にした製菓材料です。完全水溶性でサッと溶けて使いやすいので、ゼリーや琥珀糖のほか、ジュースやアルコールなどの飲料におすすめです。

※パウダーの2種類はそれぞれ、平均粒形10ミクロンの細かな粉末(水分10%以下)で他の製菓材料などとも混ぜやすく100%ナチュラルな植物由来です。

おすすめ商品

バタフライピーパウダーとエキスパウダーの違い

パウダーとエキスパウダーの違いについて、今回レシピをたくさん開発いただいた富澤商店オフィシャルクリエイターのPanさんに使用した感想と違いをうかがってみました!

バタフライエキスパウダー

  • 水でもお湯でも溶けやすく、ダマになりにくいので使いやすいです。
  • ほんのり穀物のような香りがします。他の食材の味を邪魔しにくいように思います。
  • 水300gに対しバタフライピー1gでもかなり濃い青色になり一袋で長く楽しめそうです!
  • バタフライピーゼリーの液体にレモン汁を1滴入れただけでもパッと紫色に発色するのでとても面白かったです。お子様と作るのにもオススメだと思います。

バタフライピーパウダー

  • エキスパウダーの方よりもハーブ独特の香りが少し強く感じました。
  •  発色は暗めの青色で、ホワイトチョコ5〜60gに対してパウダー1gがちょうど良い濃さだと感じました。自分の好みを探ると楽しいですね!
  • チョコに溶かす場合などは完全にダマがなくなることはなく少し粒々が残る印象です。

バタフライピーを使ったおすすめレシピ6選

おすすめ商品

最後に

色が変わる特徴のあるバタフライピーはお子さんと一緒に手作りの楽しさを実感するのにもぴったり!夏休みの自由研究などにもおすすめです。
ぜひ皆さんもバタフライピーを使ったいろいろなお菓子作り楽しんでみてくださいね。

コラム作成協力:Panさん

Panさん

パティシエ・お菓子研究家
大学卒業後、パティシエになる夢を諦めきれず製菓専門学校へ入学。
卒業後十数年にわたりパティスリー、レストラン、ブライダルで幅広い洋菓子の製造経験を積み、メニュー開発にも携わる。