こんにちは。公式クリエイターのけいちょんです。
我が家はハロウィンが終わってすぐにクリスマスツリーを飾りました。この歳になってもクリスマスツリーが出てくるとウキウキする反面、今年ももう終わってしまうな、と寂しい気持ちになったりします。
そんなことを考えているうちに年末年始。バタバタして忙しくなりご飯の時間が取れない、またお付き合いで外食やパーティーが続いて栄養のバランスを崩したりと食事を疎かにしてしまいがち。そして受験シーズンも本格的にスタートして受験生の夜食を用意する方も増えてくるかと思います。
そんな時におすすめしたい、定番から栄養バランスを考えた体にも美味しいコッペパンサンドをご紹介します。
コッペパンとは?
さて、そもそもコッペパンってなんでしょう?そしてどこ発祥のパン??という方もいるのでは…
コッペパンの由来はフランス語のフランス語のcoupé(クープ=切られた)が訛ったもの、またはドイツ語のKoppe(コッペ=山頂)からきているなど、諸説あるようです。
ですが、実はコッペパンは日本で生まれ独自に発展してきたパンなのですよ。
皆さんもご存知の通り、給食パンとして広く普及され知られるようになった日本の代表的なパンのひとつですね!
素朴でシンプルなおいしさはみんなが大好きでアレンジにもぴったり。給食を思い出して懐かしくなる方も多いと思いますが今では専門店もあるくらい人気ですね。
まずは、基本の美味しいコッペパンの作り方から見ていきましょう!
素朴で美味しい基本のコッペパンレシピ
加糖中種法で仕込むコッペパンはボリュームがりふんわりと歯切れよく仕上がります。
昔ながらの素朴感がありつつ、ほんのり甘みもあり色々な具の味を引き立てるシンプルなコッペパン。
油脂は最低限しか使わないので、マヨネーズや揚げ物など多少高カロリーのものも安心して挟むことができます。ぜひ手作りのコッペパンも作ってみてください。
材料
<中種>
- はるゆたかブレンド 158g
- 水 54g
- 牛乳 50g
- セミドライイースト(金) 1.8g
※生イーストの場合は倍量(3.6g)で代用可能 - きび砂糖 6.5g
<本捏ね>
- はるゆたかブレンド 67g
- バターミルクパウダー 9g
- 水 45g
- 塩 3.5g
- きび砂糖 22.5g
- 無塩バター 13.5g
中種の材料を計量する。イーストは水に溶かす。
中種の材料を合わせてゴムベラで混ぜる。ひとまとまりになったら粉っぽさがなくなるまで手で捏ねる。
ボウルにラップをかけて25〜30度の環境で約60分2倍の大きさになるまで発酵をとる。
本捏ねの水とバター以外の材料をボウルで合わせてホイッパーでよく混ぜる。
水を加えてゴムベラで粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
中種をちぎって入れ本捏ねの材料と合わせてしっかりとグルテンが繋がるよう捏ねる。
グルテンが出てきたらバターを加えて捏ね上げる。
捏ね上がったらボウルに入れラップをかけ30度で約60分2.5倍になるまで一次発酵をとる。
フィンガーチェックをして指を刺した穴が塞がらなければ一次発酵完了。
約70gで6分割にしボウルをかぶせて乾燥しないようにしながらベンチタイムを15分とる。
手で押さえガスを抜きながら横長の楕円に伸ばす。
下1/3ほどを上に折る。
同様に上からも1/3ほど折り下げ生地の重なった部分に親指を当てながら表面を張らせるように二つに折りとじ目をとじる。
手で転がしながら型よりもやや短めに長さを整える。オイルスプレーをかけた型にとじ目を下にして入れる。
乾燥しないようにスチームやお湯を張ったココットを使い30度で二次発酵を約60分、約2〜2.5倍になるようにとる。
ここでしっかりと膨らませることでふんわりと歯切れのいい食感になるので、二次発酵はしっかりと。
好みで牛乳や卵のドリュールを塗り少し乾かす。
200度に予熱したオーブンで8〜10分焼いたら完成。
型からすぐに外して粗熱をとる。
途中焼きむらができそうな時は天板を上下左右入れ替えると良い。
基本のコッペパン
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みんな大好き定番サンド
コッパパンと言えばジャムマーガリンやピーナッツクリーム、最近ではあんバターも定番になっています。
ジャムマーガリンのマーガリンをバターで代用するときは、少し常温に置くか電子レンジ200wで少しずつ柔らかくしてから塗るのがおすすめです。ジャムの柔らかさとマッチして口当たりが良くなります。
逆にあんバターの時は冷たいバターを5mmくらいの厚さに大胆にカットしてそのまま乗せるのがおすすめ。口の中で徐々にあんこと一体になり、より美味しく感じます!
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焼きそばパンやコロッケサンドはお野菜もたっぷり入れることで栄養バランスも食感も良くなります!
メンチカツやたまごサラダサンドはお子様でも食べやすいお惣菜パンです。レタスやキャベツを一緒に挟むと彩りが良くなります。
ソーセージを挟む場合はチーズを乗せてリベイク(180℃でチーズが溶けるまで)するのがおすすめ!ミートソースやチリビーンズを一緒に挟めばより美味しくボリュームも出ますし、生野菜がないので傷みにくくお弁当にもピッタリです。
お弁当として持たせるなら、ワックスペーパーでキャンディー包みにするとおしゃれで食べやすくなります。このまま形が崩れないようにお弁当箱に入れたりパン袋に入れるのもおすすめです。
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栄養バランス重視!野菜たっぷりサンドレシピ
受験生の夜食や忙しい日のランチにぴったりなのが、栄養バランスを重視した野菜たっぷりのコッペパンサンド。
野菜がたくさん挟んであるので、外食で偏りがちな時や夜食の続く受験生にもおすすめです。
野菜に火を通すことで傷みにくく消化も良くなります。
コスパ抜群ブロッコリーとカニカマのバジルマヨネーズ
1本分
イナウディ バジルペースト / 80g
バジルとマヨネーズは合わせておく。茹でたブロッコリーとカニかまぼこを1cm角にカットする。全部を合わせたらコッペパンに挟んで出来上がり。
カレー風味で食欲増進!キャベツソーセージサンド
1本分
ハーブソーセージ / 1kg
カレールーは刻む。
コッペパンにマヨネーズ(お好みでマスタード)を塗る。
キャベツは太めの千切りにする。
ソーセージを別のフライパンで焼いておく。
フライパンにキャベツを入れ、水大さじ1を加えて中火にかけ蓋をして8分ほどじっくり蒸し焼きにする。ややキャベツの水分がフライパンに残っている状態でカレールーを入れて全体に絡めて火を通す。コッペパンにキャベツとソーセージを挟んでケチャップをかけて出来上がり。
タンパク質もたっぷり サラダチキンとグリル野菜のサンド
1本分(写真は2本分です)
オーブン天板にクッキングペーパーを敷き野菜を並べ、オリーブ油とヌラックペッパー、塩を適量ふりかけ180度で15〜20分じっくりグリルする。
コッペパンに好みでオリーブ油かマヨネーズを塗り野菜と鶏ハムをバランスよく順にサンドしたら完成。野菜はお好みのものや旬のものを活用してください。
大葉はバジルやハーブ類など香りのあるものに代用すると美味しいです。じっくりグリルした野菜が柔らかくソースのようで特別な味付けをしなくても美味しいですよ。
いかがでしたでしょうか?
朝食だけでなく、お弁当や夜食にもおすすめしたいコッペパンサンドをご紹介しました。
お好みのものは見つかりましたか?
ついつい定番になりがちなコッペパンサンド、お好みのお野菜や揚げ物などにアレンジしてぜひ参考にしてみてください。
コラム執筆:けいちょんさん
イーストだけでなく数種類の自家製酵母を使い、完全独学ながらお家で作れる「簡単だけど本当に美味しい家族が喜ぶパン」を日々研究中です。