kanonさんレシピ本発売記念インタビュー|米粉おやつの魅力と掲載レシピを紹介

米粉

こんにちは富澤商店スタッフです。
春の気配を感じるこの頃、今回のコラムでは富澤商店オフィシャルクリエイターkanonさんのレシピ本発売を記念したインタビューをお届けします。
さらに、書籍に登場するレシピの中から、本コラムでは特別に1点ご紹介します。

2026年2月12日(木)、Instagramフォロワー10万人を超えるkanonさんのレシピ本『3ステップでリッチな味 小麦粉なしのミニマルおやつ』が発売されました。

米粉のおやつ作りを通して多くの方より支持を集めるkanonさんに、本書執筆のきっかけや、お菓子作りへの想いをうかがいました。

書籍について

身近な材料で作れる、シンプルで失敗しにくい米粉のおやつを多数収録。
「お菓子作りは難しそう」と感じている人でも気軽に挑戦できる一冊です。

『3ステップでリッチな味 小麦粉なしのミニマルおやつ』

『3ステップでリッチな味 小麦粉なしのミニマルおやつ』

出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA
発売日 ‏ : ‎ 2026/2/12
定価 1,870円 (税込)

―― 本書執筆のきっかけについて教えてください

kanonさん:

「米粉のお菓子を作り始めたのは、夫が小麦粉で体調を崩し始めたことがきっかけです。
その頃、当時2歳の息子がちょうど食べムラの真っ只中で、食事作りに心が挫けそうになっていて、
ご飯の代わりに何か食べてほしいという想いもありました。」

「子どもの頃から“わかったさんシリーズ”などのお菓子作りの絵本が大好きでしたが、ずっと読むだけでした。大学生で一人暮らしを始めてからようやくお菓子作りを始めましたが、大雑把な性格なので、どこかで手を抜いてしまい、おしい仕上がりになることが多かったです。なので、お菓子作りは好きだけど、作る前はいつも少し緊張していました(笑)」

―― 今のレシピの原点になっている経験はありますか?

kanonさん:

「大人になり、初めて栄養士として務めたのが四国の小さな村の給食室でした。給食に使う野菜のほとんどを近所の農家さんから仕入れている素敵な給食室で、パンやおやつも手作りされていました。」

「そこで地元のおばちゃんや調理員さん、隣町の栄養士さんにおやつ作りを教えてもらい、“こんなにかんたんなおやつの作り方もあるんだ”ということを知りました。私の今のお菓子作りは、村のおばちゃんたちのおおらかなおやつがもとになっています。」

―― Instagramでの発信と、書籍制作について

kanonさん:

「結婚して職場を離れてからも、おやつ作りは楽しくてずっと続けていました。夫の体調不良から小麦粉から米粉に切り替え、米粉のお菓子レシピが少しずつ増えていったのを機にInstagramで発信しはじめました。」

「同じように米粉のレシピを探している方のお役に立てばという気持ちと、米粉のお菓子作りをしてみたいけど難しそうだと感じている人に届いてほしいなと思っていました。」

「そして、たまたまフォロワーさんの中に出版社の方がいらっしゃったのが、レシピ本執筆のきっかけです。今回のレシピ本の撮影で、連日たくさんの米粉のお菓子を作り、撮影でご一緒した皆さんに持って帰ってもらいましたが、『たくさん食べたけど全然お腹が重くない』とおっしゃっていたのが印象に残っていて、とても嬉しかったです。」

書籍より「米粉のスコーン」のレシピをご紹介

撮影:kanon

本書に掲載されているレシピの中から、本コラムでは特別に「米粉のスコーン」をご紹介します。

このレシピは、書籍の中でもっともシンプルな配合のひとつで、「基本のおやつ」として紹介されている一品です。特別な道具がいらず、思い立ったときに気軽に作れるのも大きな魅力です。

インタビューでkanonさんが語ってくれた、お子さんの食べムラに悩んでいた時期のエピソード。「とにかく何か食べてほしい」という想いから始まったおやつ作りは、今まさに同じような気持ちで台所に立つ方にとっても、心強い味方になってくれるはずです。

また、このインタビューを担当した富澤商店スタッフ自身も、「子どもがなかなか食べてくれない」「どうにか食べてほしい」と思い悩んだ経験があります。だからこそ、この素朴でやさしい基本のおやつが、多くのご家庭の日常に寄り添うレシピだと感じています。

米粉ならではの軽やかな食感で、毎日のおやつとして取り入れやすいレシピです。

『米粉のスコーン』の作り方

米粉のスコーンの材料(6個分)

*memo* 溶き卵は、表面に美味しそうな照りを出すために塗るものなので、省いてもOKです。

準備

  • 天板にクッキングシートを敷く
  • オーブンを190℃に予熱する

つくり方

Step 1 混ぜる
ボウルにAを入れて泡立て器でよく混ぜ、生クリームを加えてゴムベラでさっくりと混ぜる。

Step2 まとめる

生地にかたまりができてポロポロしてきたら、クッキングシートの上に出す。シートで包みながら手でひとまとめにし、麺棒で2cm厚さにのばす。まとまりにくい場合は、ヨーグルトを小さじ1ずつ加えて様子を見る。
* Point * ある程度まとまったらシートに包んでのばすとまとめやすいです。

Step3 焼く
包丁で6等分にカットする。別のクッキングシートを敷いた天板に並べ、あれば表面に溶き卵を塗る。190℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。

kanonさんおすすめ富澤商店アイテム

いずれも、米粉のおやつ作りに幅広く活用できる基本の材料です。
素朴なおやつほど素材の味が際立つため、材料選びひとつで仕上がりのおいしさがぐっと変わります。


―― 読者の方へメッセージをお願いします

kanonさん:

「お菓子作りは私にとって、自分と会話するようなものでした。嬉しいことや悲しいことがあったとき、自分の考えや気持ちがわからなくなったときに、お菓子を作りながら『あのときはすごく嬉しかった』『あんなことを言われて悲しかった』と心の中で会話をしていました。(今でもときどきしています)」

「焼き上がりがいびつでも、“つくる時間そのもの”がただ楽しくて、ずっと続けてきたのだと思います。そんなふうに、お菓子を作ったことがない方にも、この本をきっかけにお菓子作りを楽しんでもらえたら嬉しいなと思っています。」

「この本で紹介するのは、ふとお菓子が食べたくなったら、気軽にさっとつくれるものばかりです。『この工程はなくてもいいよ』とか、『こうしたら失敗せずに美味しく作れるよ』といった、過去の自分に教えてあげたいことを全て詰め込みました。

「お菓子作りが難しそう、やってみたいけど失敗するのが怖いと思っている人にこそ作ってもらいたいレシピばかりです。この本が、みなさんの台所での相棒になれたらとっても嬉しいです。

これからの“作る時間”へ

このたびのインタビューを通して、kanonさんにとってお菓子作りが、日々の気持ちにそっと寄り添う時間であることが伝わってきました。上手に作ることだけでなく、作る過程そのものを楽しむことが、暮らしをやさしく豊かにしてくれるのかもしれませんね。

このたびは書籍出版、誠におめでとうございます。これからもkanonさんのクリエイティブが、多くの人の「作る時間」を彩っていくことを願いながら、応援しています。

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