カスタードパウダーとは?水以外で作るとどうなるの?試してみた!

基本・初心者

こんにちは。富澤商店オンラインショップでレシピ著者をしているちょりママです。
今月は知って得する&徹底検証シリーズ。
ストックも可能な便利アイテム「カスタードパウダー」のご紹介と、カスタードパウダーを使ってカスタードクリームを作る際、加える液体は何がベストかを検証していきます!!
コラムを読み終わった後は一からカスタードクリームを作れなくなるかも。なんてお悩みが出たりして…!?

ご紹介商品

カスタードパウダーで作る、基本のカスタード

カスタードパウダー

富澤商店で取り扱いしている「カスタードパウダー」は、その名の通り、粉末状のものです。
未開封であれば常温でストックが可能。カスタードクリームを手軽に楽しみたい方におすすめのアイテムです。

カスタードパウダーと水

「卵を使わずに水を加えるだけで簡単にカスタードが作れます。」
そんなキャッチコピーで驚いている場合ではありません。
さらには、
「加熱不要」「冷凍保存可能」「生地に練りこめばカスタード風味のお菓子やパンが作れる」
…どの言葉をとってもメリットしかありませんね!
作り方の説明を読むと、
カスタードパウダー150gに対して、水300mlを合わせて混ぜるということですが…

水を混ぜて作ったカスタードクリーム

ほんとに、、出来てるっ!!!
※写真は1/3量(パウダー 50g、水100ml)で作った結果です。

本当に水と混ぜるだけでした。
泡だて器で混ぜただけ。しかも混ぜた時間は1分間!!
その後は5分ほどおいた後、ゴムベラで混ぜて滑らかにしたら完成です。

水以外のベースで作ってみると?ベースアレンジ徹底検証

基本のカスタードを作ったところで、次はベースとなる液体の種類を変えて、仕上がりの差を検証をしてみましょう。
水のほか、牛乳、豆乳(調整豆乳)、アーモンドミルク(砂糖不使用)を用意してみました。
カスタードパウダー50gに対して、ベースは100mlで統一。カスタードパウダーとそれぞれのベースを合わせて混ぜ、5分以上置きました。
仕上がりの量、質感、テイストを調べてみました。

① 水

水を混ぜて作ったカスタードクリーム

仕上がり量:約140g
質感:もったり・扱いやすい粘度
テイスト:シンプル・バランスがよい

パッケージの記載を忠実に。水で作るととてもシンプルなカスタードができました。
粘度もちょうどよく、扱いやすさを感じました。
冷やすとクリームパンにしやすいのでは?と感じました。

② 牛乳

牛乳を混ぜて作ったカスタードクリーム

仕上がり量:約140g
質感:ゆるめ・なめらか
テイスト:ミルキー・コクがある

牛乳で作ると水のときよりもゆるさを感じました。
ミルキーな味わいで適度な濃厚さも持ち合わせていたので、カスタードに濃厚さを求めるなら牛乳で作る方がよさそうだと感じました。

③豆乳(調整豆乳)

豆乳を混ぜて作ったカスタードクリーム

仕上がり量:約150g
質感:固め・くず餅に近しい
テイスト:後味に豆の風味を感じる

混ぜている段階ですでに重たさを感じていましたが、時間が経つごとにくず餅のようなもちっと感が出てきました。なめらかなカスタードクリームとは程遠くなりましが、固めなカスタードがお好きな方にはよいのではないでしょうか…!?

④アーモンドミルク(砂糖不使用)

アーモンドミルクを混ぜて作ったカスタードクリーム

仕上がり量:約140g
質感:固め・重みがある
テイスト:濃厚

豆乳と同様、混ぜているときに重たさを感じ、時間が経つごとにもちっと固まってきました。豆乳よりもう少し重みがありました。色はアーモンドミルク色を感じられるグレーみのある感じでした。使用したアーモンドミルクは「濃い」タイプでノンシュガーです。アーモンドミルクによって誤差がでそうな気がしますね。

カスタードクリームとミックス粉でお手軽ケーキ作りを楽しもう!

折角なので、最後にカスタードクリームを使って楽しんでみようと思います!
こんな時は便利なミックス粉に頼るべし!

準備するのもの

適量の文字が目立つ準備するものではありますが、「お好きなものをお好きなように」です!

スポンジケーキミックスで作ったスポンジケーキ

ボウルにバター以外の材料(ミックス粉、卵、牛乳)を入れ、ハンドミキサーで混ぜます。
生地が白っぽくなってきたら、溶かしたバターを加えて均一になるまでゴムベラで混ぜます。
ココットに流し入れ、軽く落として空気をぬきます。
170℃に予熱したオーブンで20分ほど焼いて完成です。

半分は生地にカスタードクリームをしぼって焼成しました。
カスタードクリームは重みの為に生地の下に落ちやすいので、ベーキングトレーやココットで焼くがおすすめです。

おすすめ商品

シンプルにスポンジを焼いたら、トッピングを楽しんで。

トッピング例

(手前)カスタード×ホイップクリーム×フランボワーズ

シュークリームで外せない組み合わせ!
フリーズドライフレークのフランボワーズをかけて色味アップ!

(真ん中)カスタードクリーム×チョコレート×ナッツ

クレープで外せない組み合わせ!
刻んだローストアーモンドが食感を豊かにさせます。

(奥)カスタードクリーム×ホイップクリーム×チョコレート

パンケーキで外せない組み合わせ!
まろやかなカスタードクリームとホイップクリームにチョコレートだなんて!!(贅沢)

ちょこっと使いにも出来るのが嬉しい♪カスタードパウダー

ベースの検証もしてみましたが、なんといっても使いたい時に、食べたい時に、思い立ったらすぐできるカスタードパウダーは知って得するアイテムです。ストックが可能というのも魅力を上乗せします。
ベースによって誤差はありますが、カスタードパウダー50g(1/3袋)でカスタードクリームはおおよそ150g前後。
シュークリーム1個のクリーム量は35g程度と言われているので、カスタードパウダー50gで4個分程度ができあがります。パンに包んでクリームパンを作ってみたり、ケーキの中にいれてみたり。(その時は豆乳やアーモンドミルクのもっちり感がよさそう!!)
アレンジもさることながら、なんと言っても私は、「使いたい分だけ作れるフットワークの軽さ」にカスタードパウダーを使うメリットがあるなと感じています。

みなさんの富澤商店ライフのお役に立てるとうれしいです。
富澤商店ちょりママレシピも合わせてどうぞよろしくお願いします!

コラム執筆:ちょりママさん

ちょりママさん
料理家 西山京子(ちょりママ)

フードコーディネーター・調理師・食生活/食育アドバイザー。「子どもも大人も一緒のごはん」をコンセプトに簡単レシピを発信。
企業レシピ・メニュー開発、書籍出版のほか、フードスタイリング、食育活動も多数。

error:Content is protected !!