レシピID 20171014113017
毎年エピファニー(1月6日)に食べられているフランスの伝統菓子、ガレット・デ・ロワ。切り分けたピースにフェーブ(陶器製の小物)が入っていた人は王冠を被り、祝福を受け、幸運が1年間継続するといわれています。日本でも広まりつつあるガレット・デ・ロワを、冷凍パイシートを使って手軽に作りませんか?
このレシピはアーモンドクリーム材料の全てが同分量の基本配合。甘さを控えめにするには、粉糖を35gに減らして加えます。ちょっと大人の味わいにするなら、全卵にラム酒を5〜10g程度加えると香りが引き立ちます。
※陶器製フェーブは小さくて硬いため、誤飲等には十分ご注意の上ご使用下さい。特に小さなお子様がいらっしゃる場合は代わりにアーモンド等のナッツを入れましょう。
※レシピや画像の無断転載、営利目的利用はご遠慮ください。
※終売商品が含まれている可能性がありますので、ご了承ください。
準備
・冷凍パイシートは半解凍しておく。 ※柔らかくなりすぎないように注意してください。 ・バターと卵は常温に戻しておく。 ・粉糖、アーモンドプードルはそれぞれふるっておく。 ※アーモンドプードルは160℃で10分ほどローストしておくと、一層風味がよくなります。 ・ガレット・デ・ロワを焼くタイミングに合わせて、オーブンを200℃に温めておく(予熱)。
1
〈アーモンドクリームを作る〉 ボウルにバターを入れてホイッパーでクリーム状に練り、粉糖を2〜3回に分けて加え混ぜ、ほぐした卵も少しずつ加えて混ぜる。アーモンドプードルを加え、混ぜ合わせてひとまとめにする。生地にラップを密着させ、冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
2
〈ガレット・デ・ロワを成形する〉 パイシート2枚にセルクルなどを使って直径18cmの印をつけ、1枚をパイ皿にのせる。印の内側2cm幅に薄く卵を刷毛で塗る(接着用)。
3
丸口金#11(12mm)を入れた絞り袋にアーモンドクリームを入れ、卵を塗っていない部分に中心から渦巻きを描くように絞り出す。中心が少し高くなるように2段重ねて絞る。
4
絞ったクリームの表面をパレットナイフなどでならし、ドーム状にする。
5
中心部分は避けてアーモンド(またはフェーブ)をクリームに沈め、表面をならして覆う。
※フランスの伝統的な作り方ではクレームダマンドにフェーブを押し込みますが安全性を考慮してアーモンドホールなどで代用ください。
6
もう1枚の生地を45度回転させて端から重ね、空気が入らないようにぴったりと重ねる。クリームが流れ出ないように、クリームの周囲を直径18cmの印にそって親指の腹でしっかり押さえつける。
7
直直径18cmの印にそって生地を切り抜く。 ※層がつぶれないように、パイが柔らかくなってしまっている場合は冷蔵庫で30分ほど休ませてから作業してください。
8
生地の縁を押さえながら、側面にナイフの背で浅く切り込みを入れていく(B)。表面に溶き卵を塗る。乾いたらもう一度重ねて塗る。 ※パイの切り口に卵がつくと浮きが悪くなるので、つかないように注意してください。
9
ナイフの先で中心から外側へ弧を描くように筋模様を入れていく。パイを全て切ってしまわないように、表面だけ切っていく。中央にナイフを突き刺して空気穴をあけておく。
10
〈ガレット・デ・ロワを焼く〉 200℃のオーブンで約50分焼く。焼き上がったら表面に茶こし(シュガーストレーナー)で粉糖をふり、再び220℃に上げたオーブンに5〜8分入れてキャラメリゼする。きれいにつやが出たら、できあがり。
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