こんにちは!オフィシャルクリエイターのけいちょんです。
寒い季節になると、ほかほか湯気の立つ「肉まん」が恋しくなりますよね。
おうちで作る肉まんは、包み方や保存の仕方ひとつで、見た目も味もぐんと仕上がりが変わります。
今回は、肉まんをきれいに包むコツ、保存方法、ふっくらと解凍する方法をまとめてご紹介します。
肉まんとは?

肉まんは、小麦粉で作ったふんわりとした生地で具を包み、蒸して仕上げる中華まんの一種です。
日本ではコンビニの定番としてもおなじみですが、もともとは中国の「包子(パオズ)」がルーツ。
具材は豚ひき肉をベースに、玉ねぎやしいたけを加えたものが一般的で、生地のほのかな甘みと、あんのジューシーさのバランスが魅力です。
おうちで作る肉まんは、包み方次第で見た目がぐっと本格的に。
蒸したてを頬張ると、手作りならではの香りとやさしい甘みがふわっと広がります。
生地のちがい:薄力粉 vs 強力粉
肉まんの皮に使う粉は、薄力粉か強力粉によって、食感や包みやすさが変わります。
薄力粉のみの生地の場合
- きめが細かく、口どけのよいふんわり食感に仕上がります。
- 蒸したあとも柔らかく、時間がたっても硬くなりにくいのが特徴。
- ただしグルテンが少ないため、ややボリュームは控えめに仕上がります。
強力粉を使う生地の場合
- グルテンがしっかりしているため、弾力ともちもち感が強い仕上がり。
- 包むときに伸びが良い反面、ゴワゴワして包みにくい場合も。
- 具材をたっぷり包んでもグルテンの骨格が強く形が崩れにくいメリットがあります。
- 反面、冷めるとやや締まりやすく、ネチネチした印象も。
どちらが良い?
- ふんわり軽めでやさしい食感にしたいなら薄力粉生地がおすすめ。
- ボリューム重視、もっちり感を求めるなら強力粉入りの生地が向いています。
薄力粉と強力粉をブレンドしても良いですね!
私のレシピでは、薄力粉のみのふんわり口溶けの良いコンビニ風な肉まん生地をご紹介しています。
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肉まんの包み方の基本

肉まんをきれいに包むポイントは、生地の厚みとひだの寄せ方にあります。
1.生地は中央を厚め・外側を薄めにのばす。

中央を厚くすることで、中央に具材をのせても底が抜けにくくなります。
2.具材は汁気を少なくし、中央にたっぷりとのせる。

汁気が多いと閉じ目がくっつきにくくなります。
3.肉餡は押し込んで入れる。

利き手でひだを寄せつつ、反対の手の親指で肉餡を抑え込むイメージ。肉餡が生地にくっつくと、生地がとじにくくなってしまうので、押し込みながら外に出てこないように押し込んでいくといいです。
4.ひだを寄せるときは、左手で回しながら右手で軽く寄せる。

均一にひだを作ると、蒸し上がりの形がきれいに整います。
この時横に引っ張るとひだが消えやすいので、縦に軽く引っ張るイメージで包むと良いです。
5.閉じ目は最後にしっかりねじるようにつまむ。

しっかりとねじって止めることにより、蒸している途中で開くのを防ぎます。
慣れない間は・・・
包み方に慣れないうちは、まずは“なんとなく丸く包む”でもOK!
手作りの優しい仕上がりもおいしさのひとつです。
蒸し上がりを美しく仕上げるコツ
- 蒸し器の底にはクッキングシートを敷くとくっつき防止に。
- 蒸し終わったら、ふたを少しずつ開けて温度差をゆるやかにすることで萎み防止になります。急に開けると生地がしぼむ原因になりますので温度変化が急激にならないようゆっくりと。
- 肉に火が通ることで縮むため、包んだ時点で空洞があると空洞が大きくなり萎む原因になります。なるべく隙間が開かないようにアンベラで肉餡を押さえるように置くのもポイントです。
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冷蔵保存方法 ~温め直しのコツ~

粗熱をとったらラップで一つずつ包み、冷蔵庫へ。保存期間は1日が目安です。
温め方
電子レンジで温める場合(1個あたりの目安)
- ラップをふんわりかける
- 600Wで 40〜50秒 温める
生地の表面が乾きにくく、中心までしっとり温まります。
冷たい部分が残っている場合は、10秒ずつ追加で加熱して調整してOKです。
蒸し器で温め直す場合
- 冷蔵のまま中火で5〜6分 蒸すのが目安。
- 蒸しすぎると生地がべたつくので、蒸気が上がってから入れるのがポイントです。
冷凍保存方法 ~解凍・温め直しのコツ~

粗熱を取ったら、1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。
冷凍で1〜2週間程度が目安です。
解凍方法
電子レンジで温める場合(1個あたりの目安)
ラップをしたまま600Wで40〜50秒加熱し、その後ふんわりラップを外して蒸し器で3分温めるとしっとり復活!
蒸し器の場合
冷凍のまま中火で10〜12分。蒸したてのふっくら感がそのまま楽しめます。

手作りのおいしい"ほかほか"で温まろう

包み方のちょっとしたコツや冷凍・解凍の工夫で、おうちでもお店のようなふっくら肉まんを再現できます。
時間がたってもおいしい“ほかほか”を、手作りのぬくもりと一緒に楽しんでみてくださいね。
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コラム執筆:けいちょんさん

イーストだけでなく数種類の自家製酵母を使い、完全独学ながらお家で作れる「簡単だけど本当に美味しい家族が喜ぶパン」を日々研究中です。











