こんにちは、富澤商店スタッフです。
先日、12月8日(日)に富澤商店オフィシャルクリエイターでもあるgemomogeさんの新書籍発売を記念し「gemomogeさんのクッキー作りレッスン」を行いました。
(新書籍についてのご紹介コラムはこちらから)
今回のコラムではそのイベントレポートをお送りいたします。
当選確率は約3倍!抽選での大人気イベントとなりましたので、ご参加いただけなかった方の為にも、どんな内容だったのか詳しくお届けできたらと思います。それではどうぞ!
イベント内容のご紹介
まずはどんなイベントだったのか、イベント内容をご紹介。
イベント内容
いかがでしょう!盛りだくさんで濃い内容だったことお分かりいただけるでしょうか。
実演では本に載っていないアレンジ紹介や、本ではどうしても書ききれないポイントも丁寧に解説いただきました。ここからは当日の様子を交えて時系列でレポート!
いざ開場!受付から来場者様の「推しへの熱量」溢れる空間に
寒さも本格的になってきたイベント当日、受付時間には沢山のお客様で長い列に。寒い中でもわくわくした笑顔でいっぱいです。
受付後は、運命の席順を決めるくじ引き!
(公平性を保つため今回はくじ引きを採用いたしました。)
そしてgemomogeさんご本人からサイン入りの本を手渡し、ご着席いただきました。神席はまさに目の前です。
日本全国から駆けつけてくれたお客様一人ひとりと、それぞれ丁寧にコミュニケーションを取られるgemomogeさん。会場は一気に賑やかで楽しい雰囲気に包まれ、差し入れやお手紙をお渡しされる方など様々。ようやく会えたと感動する方や、再開を喜んでいらっしゃる方たちもいらっしゃいました。
皆さまの「推しに会いに来れて嬉しい!」という熱量を感じつつ、開会へと進みます。
開会のご挨拶、新書籍についてご紹介
gemomogeさんご本人、司会進行いただけることになったgemomogeさんの旦那様(ファンの皆さまからの通称:gemo夫さん)よりご挨拶。
gemo夫さんについては、gemomogeさんのインスタライブをいつも視聴している皆さまにとって、
「あのいつもインスタLIVEで聴いていた、素敵な声はこの方…!」という感動があるようでした。
まさにその通り、大変素敵なお声で今回の会を進行いただき、誠にありがとうございました。
そして新書籍、「とびきりの香りと食感、ぎゅっと! オイルで作る味わいリッチなクッキーレシピ101」見どころのご紹介と、出版社KADOKAWAの編集 磯さん、編集ライターの松原京子さんをお招きし、書籍執筆から出版に至るまでのお話をお伺いしました。ご来場の皆さんも、出版までの経緯など普段は聞けないお話に興味津々です。
今回で4冊目となるgemomogeさん執筆の書籍ですが、1冊目からずっとKADOKAWAさんで出版されており、会場の皆さんからはぜひ次も!と、すでに5冊目出版への熱量を感じるご紹介となりました。
オイルクッキー作りの実演スタート!
メインイベントとなる「クッキー作りレッスン」
大きな調理テーブルを皆さんに囲んでいただく形で実演を行いました。
実演するクッキーは2種、まずはレシピ本のNo.38アーモンドフロランタンから。
フロランタンと言えば、バターやキャラメルがしっかりと使われた、贅沢な甘みを感じられるお菓子ですよね。バターが材料のメインともいえるフロランタンを「オイル」で「リッチ」に仕上げたのが、gemomogeさんの「アーモンドフロランタン」。
お菓子作りをされてる方ですと想像つきやすいかと思いますが、バターは冷めたら固くなる性質を持ち、オイルは冷めても固くなりません。それ故にオイルだと生地を成形する時に難しさも…
また、通常のフロランタンは生地とアーモンドは別々に用意し組み合わせて焼くというのが定石で作成手順も多いですが、gemomogeさんのアーモンドフロランタンは「シンプルで簡単に作れる」というコンセプトも。オイルや練乳を使った生地のベースとアーモンドスライスを混ぜ、薄く広げて焼くというお手軽レシピでありながら、サクッと軽い仕上がりで、フロランタンらしい満足感たっぷりという、さすがgemomogeさんクオリティ!
実演では粉とオイルの合わせ方のコツや、生地を薄く広げる時のカードの使い方をメインに、オーブンシートから生地をもってかれずに剥がすコツも見せて下さいました。
また、アーモンドフロランタンの胡麻入りバージョンを仕上げるにあたり、苦労したお話も。
試作ではごまを大量に入れないと風味が弱く悩んでいたところ、富澤商店の黒ゴマを使ってみたところ、適度な分量で美味しいレシピが完成したと、何とも嬉しいエピソードもご紹介いただきました!
素材選びも重要という大切なお話。試作を繰り返し美味しいを追求するgemomogeさん、こうした苦労とともにレシピ本は出来上がるのですね。
アーモンドフロランタンをオーブンに入れた後は続いて、レシピ本No.96のウィーン風クッキー作りへ。
こちらのクッキーについての必ず守ってほしいポイントは「水分量!」と、gemomogeさんがいくつもの試作を重ねたお話を合わせて説明されていました。
クッキー生地のテクスチャ具合と焼き上がりの食感をレシピ通りに作られたい方、水分量に気を付けてぜひ作ってみてくださいね。
また、バターではない分、分離しやすいこの生地は扱い方も重要です。絞りだしでも圧がかかるので一度に大量の生地を仕込まないこともおすすめポイントでお話されていました。
また、ウィーン風クッキーイベントでは特別に、レシピ本に掲載されている絞り出しの形ではない、アレンジバージョンのバラ絞りの実演も行っていただきました。
アレンジバージョンで登場した口金は「5切の#4」。(レシピ本の絞りだしは「10切#10」を使用)
しかも口金の口先はペンチ等で少し広げたgemomogeさんオリジナルのものでした。会場の皆さんには実物を回してみていただきつつ…
口金をこうしてカスタマイズをする事で、絞りやすく、綺麗に作る事ができると、実演しながら教えていただきました。
道具をただ使うだけでなく、「自分の心地良い使い方」ができるように道具からカスタマイズする姿勢は、お菓子作りを真摯に楽しまれているからこそだろうなと、著者は感じておりました。
アレンジバージョンでは絞り出し焼き上げたクッキーの輪の中にチョコレートを流し込みます。
ここでもgemomogeさんより、チョコレートについて富澤商店のおすすめ商品の紹介が。
富澤商店のパータグラッセチョコは美味しい!とお墨付きをいただきました。
アレンジバージョンでは2色のチョコレートでうねり模様を描きます。
コルネ袋にそれぞれチョコを入れて、まずはミルクチョコを流し込み、続いてホワイトチョコをシャキーンとしたZの形に描きます。その後、つまようじを使ってZに対し横倒しのSを柔らかく描く、とのことです。
説明がなかなか難しいのですが、イベント当日もgemomogeさんがシルエットクイズのように動きで教えてくださいました。
是非アレンジバージョンも挑戦されてみてくださいね。
作業の合間には参加者の方からの技術的な質問も。
gemomogeさん自身の失敗談も交えてお答えする場面がありました。
「gemomogeさんも失敗するんだ…!」と、お話を聞いていたスタッフも驚いたり、書籍作成にあたってのレシピ開発秘話を聞いたりと、ますますレシピ本のページをめくるのが楽しみになりました。
技術的なコツのお話であの一例を挙げますと、「あの濃厚ココアクッキー(No.36)」ではこんなお話が…
これは生地が取っても割れやすいです。理想の食感の為にぎりぎりまで水分量を落として調整している為。なので生地を成形する際、スコーンを作る時のようにしっかりとギュッと圧をかけてまとめてくださいね。四角くまとめたら、かならず端っこはヒビが入ります。そこは切り落として2回目の成形に回してください。
試食&質問コーナー
なんせ101もレシピのあるクッキー本です。試食も厳選したレシピでご用意していただきました!
実演していただいた「アーモンドフロランタン」「ウィーン風クッキー/アレンジver.も」と、「ちんすこう 紫芋/プレーン」「米粉のクッキー」の4種です。
実演以外のクッキーは、gemomogeさんからぜひ食べてみてほしいとリクエストのあったものから選んでいただき、盛りだくさんのご試食をご用意しました。ご本人が作った何種類ものクッキーを食べれるなんて、ファンにとっては夢のような時間ですよね。
ちなみに富澤商店で販売されている人気のお茶、「丹波黒豆麦茶」の試飲もご用意。こちらもお楽しみいただきました。
クッキーとの相性も良く、皆さんに大好評でした!
「ちんすこう」に関しては、gemomogeさんが好きでよく旅行に訪れる沖縄で、大好きなちんすこう屋さんがあり(残念ながらそのお店はもう無くなってしまったそうなのですが)、そのお店のちんすこうをイメージしてかなり近いものに仕上がった渾身のレシピ、というエピソードを伺いました。
ザクほろっとして、ほどよい甘さと塩気がとっても美味しいちんすこうでした。レシピNoは16,17,18です。
米粉クッキーはスタッフ間で見た目の大人しさとのギャップで話題騒然、、、あまりの絶品でみんな驚きでした!(No51)
皆さんが試食する中、事前に集めていた質問にお答えしていただきましたので、いくつかピックアップしてご紹介します。
質問①
「gemomogeさん、gemo夫さんが好きなクッキー、お子さんたちに人気なクッキーを教えてください。」
あの濃厚ココアクッキー(No.36)です、中のクリームもレシピ通り(No.37)に是非作ってみてください。あえて粉っぽくしてあの濃厚ココアクッキー感を出しています。
全部美味しいから選ぶの難しいけど…ダイジェスティブクッキーチョコ(No.64)です、あの市販で人気のチョコとクッキーが合わさったクッキーありますよね、その上を行く美味しさです!それとレモンカスタードクッキー(No.98)、これも本当にリッチでケーキに近くて美味しいからぜひ食べてみてほしい!
子どもたちの反応は良かったクッキーは、みたらしクッキー(No.33)、ひとくちスコーン(No.28)、ディアマンクッキー(NO.72)、アーモンドフロランタン(No.38)、一番下の子は動物の形に抜いたミルククッキー(No.58)をとっても喜んでいて可愛かったですね。
質問②
「お菓子作りを続けてきて、変わったことはありますか?」
油脂を使う量が少なくなりました。身体を労うようになり、レシピ作りにも反映されていますね。
質問コーナーでの回答に限りませんが、参加者の皆さまとのやり取りの中で、
「どうしてそんなアイデアが浮かぶの?」「なぜ飛びぬけたイメージを形にできるの?」という問いかけに、度々「人と違うことがしたいからね」「人と違うことを、していかないとだからね」と、
gemomogeさんの信念からくるコメントを伺う場面があり、
こうした信念から今回のようなオイル縛りでつくるクッキーのレシピ本をが生まれ、
多くの方の心をつかむ発信をされているんだなと、深く感動しました。
アーモンドフロランタン缶作り。ラッピングまで丁寧に紹介
その後は焼きあがったアーモンドフロランタンをカットし、今回のイベント用にアーモンドフロランタンのクッキー缶を作成するところまでご紹介いただきました。
長方形の缶にすっきりとおしゃれに入るよう、フロランタンはスクエアにカットし、缶へセット。
缶の周りはgemomogeさんが選んだラメ入りの細目リボンでラッピング。
リボンの付け方も、ぐるっと回した紐に対して、別に結んだリボンを取り付けていくスタイルです。
フロランタン缶セットの数量限定販売中!(自由が丘店限定)
そして今回はなんと!店舗・数量限定でこちらのフロランタン缶が作れるセットをイベントに合わせてご用意しました。
イベント当日は抽選で外れてしまった方も遠方からわざわざいらっしゃって購入してくださったりと、スタッフ一同皆さんの熱量の高さにも驚きつつ感動!
gemomogeさんおすすめの黒胡麻とローストアーモンドの他、プレーン缶とリボンや片段など、包材をセットにした特別セット。
お問合せ多数のため、ご要望にお応えし、12月22日(日)まで
自由が丘店で限定販売継続中です。
ご希望の方はスタッフまでお声がけくださいね。
クッキー缶を狙え!クイズ大会!
さて、続いてはお待ちかねのクイズ大会!
このクイズ大会のため、gemomogeさんには1位の方にはクッキー缶、2位の方にはアーモンドフロランタン缶をご用意いただきました。
参加者の皆さんには1~3の番号札をお渡しし、3択問題勝ち抜き戦という形で行いました。
クッキー缶にはgemomogeさん手書きのメッセージが!!
字もとっても素敵なgemomogeさん。ファンとしては勝ち抜いてゲットしたいところです。。
いくつか出題したクイズを紹介していきますね。
第1問!
gemomogeさんと富澤商店が以前共同開発したものは何?
①口金 ②パウンド型 ③ミックス粉
まずは会場に来ているgemomogeさんファンの方なら正解率100%?!なクイズから始まりました。
もちろん②パウンド型! これは皆さま正解されていました。
会場からはいえ~いと喜びの声が。
そして今回のクイズ大会の中での難問を一つ紹介。
第5門! gemomogeさんのおすすめの強力粉は次の内どれ?
①カメリヤ ②春よ恋 ③スーパーキング
こちらの問題、少々ひっかけ問題になっており、今回の書籍をすでに読み込んでいる方には逆に難しい問題になりました。
答えは ③スーパーキング!!
そうなんです。クッキーレシピ本では①のカメリヤをメインに書かれている為、午前の部ではなんと1人だけ正解!6門目から2位を決める為、全員が敗者復活戦になったほどでした。
全12問で構成されたクイズ大会。後半になればなるほど、gemomogeさんのライブ配信を見ていないと(見ていても?)分からないクイズに…!
回答する時の皆さんの表情は、真剣そのもの!迷宮入りになりそうな謎を解いてる探偵のようでした。
午後の部では、クイズを勝ち抜いた2名の方の順位を決める場面では、gemomogeさんと2名の方とのじゃんけん大会に。「グーは出しません!」と高らかに宣言してグーを出されていました。そんな茶目っ気がまた会場を沸かしておられました。
そんな激戦を勝ち抜かれてクッキー缶をゲットされた皆様、おめでとうございました!
参加いただいた皆さまにもgemomogeさんにまつわる豆知識をお持ち帰りいただきました。
何より、直接ご本人と会ってデモンストレーションを見れる機会はなかなかないですし、クイズ大会自体も楽しんでいただけたのではないでしょうか。
閉会、自由が丘店の特設コーナーのご案内
楽しい時間はあっという間。最後にgemomogeさん、gemo夫さん、富澤商店スタッフから参加者の皆さまへご挨拶。その後も、会場と同ビルにある富澤商店自由が丘店でgemomogeさんおすすめ商品や、書籍に登場する商品が限定POPで紹介していることをご案内いただきました。
特設コーナーの様子はこちら。クリスマスムードいっぱいの店内に、gemomogeさんのおすすめ商品が並び、イベント後はgemomogeさんもお客様と一緒に店内へ。参加者の皆さまと交流を持たれながら皆様にはお買い物も楽しんでいただきました。
最後に、参加者の当日レポートなどの投稿紹介
ここまでレポートをお読みいただきありがとうございました!
内容が盛り沢山だったため、書ききれていないこともあるのが悔やまれます。
実際に参加された方の声が一番!ということで、SNSにて当日の様子を発信していただいた方にお声をかけさせていただきました。
ご協力いただいた参加者の方の当日のことを書かれた投稿やお写真を、最後にご紹介します。
このように当日のことを発信いただきありがとうございます。
楽しんでいただけた様子を見ることができ、運営スタッフ一同嬉しく思っております。