こんにちは。
TOMIZスタッフの三谷です。
空前の「マリトッツォ」ブーム、まだまだ続いておりますね。
先日私も某百貨店さんの「マリトッツォ」をテーマにした催事をのぞいてきました!
色とりどりの「マリトッツォ」が店頭に並び、数量限定のフレーバーはあっという間に完売。こんなにも多くのファンがいるんだ!と実感しましたので、改めてその作り方をおさらいしておきたいと思います。
話題のスイーツ、「マリトッツォ」とは?
もともと「マリトッツォ」は、ふんわり軽いパンにたっぷりとクリームを挟んだイタリア・ローマの伝統菓子として親しまれているスイーツ。
お店ごとにさまざまなアレンジがあります。
そこで改めて、マリトッツォの作り方をおさらいしてみましょう!
パネトーネマザーで作る、本格派のマリトッツォ
海野綾子先生のこちらのレシピは、パン(ブリオッシュ)生地に「パネトーネマザー」を使用したもの。
生地の独特な風味や柔らかな口当たりが楽しめるレシピですので、本格的な手作りを楽しみたい方にぜひおすすめです。
「マリトッツォ」のパン生地を作る
●パン生地の材料
北海道産ハードブレッド専用粉ER(江別製粉) 250g
パネトーネマザー粉末(製パン用) 13g
ビート糖(粉末タイプ) 10g
粗塩 3g
卵M玉 3個分 + 牛乳 200g
明治バター(食塩不使用) 60g
牛乳(艶出し用) 適宜
パン生地作り
ボウルに粉、パネトーネマザー酵母をひと混ぜした後、溝を作り砂糖、塩を入れ、そこに少量の牛乳を入れて溶かすように混ぜる。残りの卵と牛乳を加え、粉気がなくなったら作業台の上でたたき捏ねていく。
生地に艶がでてきたら大きく広げて、バターを潰しながら加える。生地をくるくる巻いてカードなどでカットしながらなじませていくと早い。生地が艶やかな状態になれば捏ね上がり。
乾燥させないように、蓋つき容器やビニール袋などに入れて発酵させる。(約20℃前後で約1時間+冷蔵庫野菜室一晩)
※室温で最後まで発酵させてもよいが生地温度が上がるとべたつきやすく扱いにくくなるので最後は冷やしておくとよい。3倍くらいの大きさになれば発酵終了。
分割・ベンチタイム
8分割(1個あたり約65g)にし、丸める。乾燥させないようにベンチタイムを15分ほどおく。生地が少し緩んでいればベンチタイム終了。
二次発酵
もう一度丸めなおし、クッキングシートの上に間隔をあけて並べる。刷毛で艶出し用の牛乳を表面に塗り、乾燥させないよう二次発酵させる。25℃前後で60~80分、一回り大きくなれば二次発酵終了。 もう一度、艶出し用の牛乳を塗る。
焼成
200℃で予熱を入れたオーブンに入れ、180℃に下げて約16分で焼き上げる。焼き上がったら網にのせ、粗熱をとる。
「マリトッツォ」のクリームを作る
●クリーム(フィリング)の材料
中沢 フレッシュクリーム36% 50g
中沢 フレッシュクリーム45% 50g
森永 練乳(森永ミルク)チューブ 20g
ベースとなる材料はこちらの3点。色づけたアレンジをする際には、この基本のクリーム(フィリング)に対してそれぞれ以下の分量のフルーツパウダーを加えます。
クリーム(黄色)の場合
KUKKUアルフォンソマンゴーパウダー 5g
クリーム(ピンク)の場合
フリーズドライパウダー ラズベリー 2g
クリーム作り
白のクリームは、氷水につけたボウルに生クリームを5~6分立てに攪拌した後に練乳を入れ、さらに攪拌する。ぼそぼそになる一歩手前くらいまで泡立てたら絞り袋に入れて、冷蔵庫で冷やしておく。
黄色やピンクのクリームは、同様に5~6分立てになったら練乳と各パウダーを入れ、黄色には刻んだドライマンゴーも加え、ピンクにはフルーツ顆粒ラズベリーをそれぞれ加え混ぜ、絞り袋に入れて冷蔵庫に冷やしておく。
仕上げ
仕上げ材料(白クリーム用)
極上 小倉あん 適宜
しっとり甘納豆(大納言) 適宜
丹波黒豆きな粉 適宜
仕上げ材料(黄クリーム用)
ソフトマンゴー スライス(タイ産) 10g
ドライ バレンシアオレンジスライス 1枚
溶けない粉砂糖 適宜
仕上げ材料(ピンククリーム用)
フルーツ顆粒 ラズベリー 適宜
フリーズドライパウダー ラズベリー 適宜
十分に粗熱のとれたパンに、斜めの切り込みを入れる。
<白用>小倉あんを適量絞り、パレットナイフで平らにした後、白のフィリングをたっぷりと絞る。パレットナイフで表面をならす。
黄、ピンクも同様に、たっぷりと絞り出し、パレットで表面を綺麗にする。
<白>トッピングに大納言を飾り、きな粉を振るう。
<黄>カットしたオレンジスライスを飾り、粉砂糖を振るう。
<ピンク>フルーツ顆粒ラズベリーを飾り、ラズベリーパウダーを振るう。
甘いのは苦手!という方にはポテサラやカボチャサラダを挟むのもオススメです!
アレンジ無限大の「マリトッツォ」、ぜひご自宅でもチャレンジしてみてくださいね。
さらにパン生地にこだわるなら!2つのマリトッツォレシピ
ホシノ天然酵母で作るマリトッツォ
パン生地にこだわるなら、こちらもおすすめ。
ホシノ天然酵母で作ることで「しっとり、ふんわり」な食感に仕上がるので、
シンプルだけど素材で勝負!のマリトッツォならぜひこちらをお試しください。
【低糖質】ふすまパンミックスで作るマリトッツォ
低糖質レシピを愛用されている方にはぜひこちらを。
小麦粉のかわりにふすまパンミックス、クリームにはラカントシロップを使用した変化球レシピです。
糖質オフで罪悪感もオフしたい!という方におすすめのアレンジです♪
作り方を動画でもチェック!基本のマリトッツォ
レシピだけだと不安・・・という方には、動画もご用意しています!
パンはどうやって切ればいいの?
クリームはどうやったらきれいにサンドできるの?
といった疑問も動画でならとってもわかりやすい!ぜひご覧になってみてくださいね。
ちなみに先日、催事訪問した日に私が購入したマリトッツォはこの4点。アレンジ自在で、お店ごとにいろんなバリエーションが楽しめるところはもちろん、こんなにクリームたっぷりなのにぺろりと食べられちゃうところがマリトッツォの魅力(魔力?)ですね!
ぜひ作り方をマスターして、おうちでも手作りマリトッツォをお楽しみください!