こんにちは。富澤商店オンラインショップでレシピ著者をしているちょりママです。
今月は、フードトレンドの最先端となりつつある韓国の人気メニューに着目し、おうちで作ってみよう、味わってみようをコンセプトでお届けします!
スチーム食パンって?

韓国にある人気カフェ「ミルトースト」をご存じでしょうか。
韓国の首都・ソウル中心部にある益善洞(イクソンドン)は、韓屋(ハノク)が多く残るエリアで、伝統的な家屋が並ぶ街並みが特徴です。
人気観光地である仁寺洞(インサドン)にも隣接しており、近年はカフェやショップが増え、話題のスポットとなっています。
そんな韓屋村にあるカフェ「ミルトースト」は、蒸しかごに入ったパンが提供されるトーストメニューで人気を集めています。
パンを蒸すと聞くと、蒸しパンを思い浮かべる方も多いかもしれません。
ですが実際には、焼き上げたミニ食パンを蒸して提供するスタイルなのだそうです。
スチーム食パンのポイント

ミルトーストのミニ食パンは、ブリオッシュ生地で作られているのも特徴です。
一般的なパン生地と比べると、ブリオッシュ生地は卵とバターをたっぷり使用したリッチな生地。
焼き上がりは黄色みがあり、ふんわりとコクのある味わいになります。

菓子パンなどにもよく使われる生地で、バターを生地に練り込んでいく工程が特徴です。
そのため、バターは小さめ、または薄くカットして生地になじませやすくします。

また、砂糖や卵が多い生地には耐糖性ドライイーストを使うと発酵が安定します。
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ブリオッシュ生地のミニ食パンを作ってみよう

ミニ食パン型にはミニパウンド型を使用します。
今回のレシピ(強力粉250g)で、ミニ食パンが3個作れます。
- A)強力粉 250g
- A)きび糖(上白糖でも可) 35g
- A)塩 4g
- B)溶き卵 50g
- B)牛乳 85ml
- C)ドライイースト(金) 3g
- C)ぬるま湯 40~50ml(※手ごねの場合は50ml)
- バター(食塩不使用) 50g
- 溶き卵(照り用) 適量
生地作り


粉類(A)をボウルで合わせておきます。ドライイースト(C)はぬるま湯(C)で溶かしておきましょう。
粉類のボウルにBとCの水分を加え、粉っぽさがなくなるまでボウルの中でまとめます。生地がまとまったら捏ね台に取り出し、こねていきます。
捏ねた生地にバターは少量ずつ馴染ませていきますが、最初は生地が伸びにくいです。
生地にバターを少しずつ加えていくことで徐々に伸びがよくなってきます。

最初と比べると、生地がしっかり伸びるようになります。

生地を丸め直したときにハリと弾力が出てきたら、捏ね上がりです。
ボウルに入れて一次発酵へ進みます。
一次発酵後

ブリオッシュ生地は油脂が多いため、通常のパンよりもやや長めの発酵時間になります。(目安:室温で2時間)
生地の膨らみが約2倍の大きさになるのが目安です。
成形、二次発酵


一次発酵した生地を6等分に分割し、丸め直したら15分ベンチタイムを挟みます。
ベンチタイムを終えたら再度丸め直し(成形)、ミニパウンド型に2つずついれます。
二次発酵にすすみ、二次発酵の終了目安は、型から1㎝ほど生地が出る程度でよいでしょう。(目安:室温で1時間~1時間半程度)
照り用の卵液をハケで塗り、焼成に進みます。
焼成

黄金色に焼き上がるのも、ブリオッシュ生地ならではのおいしさのひとつ。
200℃に予熱したオーブンに入れ、190℃に下げて12~15分ほど焼き上げます。オーブンによって焼き上がりに差が出るため、焼き色を確認しながら調整してください。
ブリオッシュ生地ミニ食パンの完成です!!
余談:通常の食パン生地と、ブリオッシュ生地の違い




余談になりますが、
通常のパン生地とブリオッシュ生地の違いを簡単に比べてみました。
見た目や香りにも、実はこんな違いがあります。
通常パン生地|ブリオッシュ生地
クラスト(皮)>乾いたような質感|つややかな質感
クラム(中)>白っぽい|黄色っぽい
香り>小麦の焼けた香り|香ばしく甘みのある香り
卵とバターをたっぷり使うブリオッシュ生地は、見た目にもリッチな印象。
ふんわりとした口当たりと、ほんのり甘い香りが特徴です。
ミニ食パンを蒸してみよう

いよいよ仕上げです。
ミルトーストでは、ミニ食パンを蒸し布に包み、せいろで蒸して提供されます。
そもそも蒸し布は、蒸し器の下に敷くことで、余分な水分を吸い取る役目をしてくれます。
水っぽくさせず、ふっくらと仕上げる。さらにこびりつきの帽子にも役立ちます。
ミニ食パンを蒸し布に包み、セイロにいれます。
富澤商店取り扱いの「もちふきん」は64×62㎝の大きさなので、21㎝の蒸しかごには少し幅をとる感じでした。もうひと回り蒸しかごが大きいとベストかもしれません。
とはいえ、蒸す作業はできたので、汎用性を考えて道具を変えずに進めていきます。

強火の中火で8~10分蒸します。
ふわっふわっ、あつっあつっのミニ食パンができました。
食べてみると

蒸し終わった直後のスチームミニ食パンは、熱々すぎますが、とてもおいしいスチームミニ食パンに出会えます。冷めたあともふわっもちっ感が持続したので、通常のパンでも焼成後に蒸す工程を踏むというのもありなのかなと・・・思ったほどです。
兎にも角にも、やわらかくておいしかった!!
本場のミルトーストでは、ミニ食パンにホイップバター的なものをつけて召し上がるそうです。
チーズとトウモロコシが入ったものや、さつまいも入りなど、ミニ食パンそのものにアレンジがされているものもあるとか!
現地で味わうのももちろん魅力ですが、
おうちで韓国トレンドを楽しむのも楽しいですね。
みなさんの富澤商店ライフのお役に立てるとうれしいです。
富澤商店ちょりママレシピも合わせてどうぞよろしくお願いします!
使用した道具と、取り扱いについて

ミニパウンド型 / 小1個
製菓はもちろん、パンでも重宝する型です。
最初に型を使用する際は、空焼きをすると生地の型離れが良いです。
型を洗剤で洗い、水気を拭きとったのち、250℃のオーブンで15分焼きます。
型が熱いうちに内側をオイルスプレーし、冷まします。※余分なオイルはふき取ってもよい。

もちふきん 小 / 1枚
最初に使用する際と汚れが気になる時は、煮沸消毒がおすすめです。
煮沸消毒して乾かします。汚れた場合は、煮沸消毒の後にもみ洗いするとよいでしょう。
洗濯機や乾燥機、漂白剤の使用は避けてくださいね。

スス竹中華セイロ 21cm身 / 1個
中華セイロ 21cm / 蓋1個
竹で出来た蒸しかご(せいろ)です。
最初に使用する際に、水洗いをして水気を切ってから使用します。
使用後は、水洗いをして直射日光を避け、風通しのよいところで保管します。
我が家では、S字フックにかけて保管しています。
コラム執筆:ちょりママさん

フードコーディネーター・調理師・食生活/食育アドバイザー。「子どもも大人も一緒のごはん」をコンセプトに簡単レシピを発信。
企業レシピ・メニュー開発、書籍出版のほか、フードスタイリング、食育活動も多数。




