こんにちは。富澤商店オンラインショップでレシピ著者をしているちょりママです。
今月は知って得する&徹底追及シリーズ。
キッチンの消耗品で欠かせないキッチンペーパー。何気なくチョイスしていませんか?
欠かせないアイテムだから賢く使いたい!気持ちよく使いたい!
知ることであなたのキッチンライフがより豊かになることを願って。そんなコラムのはじまりです!
エコクッキングペーパーとは?大容量でエコな製品!

今回ご紹介するのは、富澤商店で取り扱いのある「エコクッキングペーパー」。
多用途で大容量なことから、業務用として購入される方も多いんだとか。
まずは商品のスペックの紹介からはじめていきましょう。
一般的なクッキングペーパーの3倍の大容量!

特長の一つが「大容量」!
1袋110巻き(カット)が2個入りです。
110巻きのイメージが湧かないので、スーパー等で手に入りやすいクッキングペーパーを並べてみました。
一般的なものは38ロールくらいなので、3倍弱の枚数がひと巻きされてます。
「大容量」という言葉以上の量を感じますね。
また、カットした時のペーパーの大きさは1枚 265mm×240mmで、
一般的なクッキングペーパーと比べてみたところ、若干縦が長めで大きかったです。

使いながらSDGsに貢献!「エコ」なんです。
エコクッキングペーパーの特長二つ目。
不織布は「FSC®認証紙」の天然パルプ不織布を使用しています。
エコクッキングペーパーを日々使用することで、SDGsに貢献できるのも魅力のひとつですね!
FSC®認証紙とは?
適正に管理された森林木材を原材料とし、加工・流通に至るまで厳格に審査を受けた紙製品です。
SDGsの目標15(陸の豊かさも守ろう)、目標8(働きがいも経済成長も)の達成にもつながります。
よく使うキッチンペーパーとの違いとは

「エコクッキングペーパー」(写真左)は、前項で説明した「FSC®認証紙」の天然パルプ不織布でできていて、水、油ともにしっかりと吸水します。また、濡れても破れにくいため、調理だけでなく布巾や掃除にも活用できます。
「キッチンタオル」(写真右)は、一般的な厚手のキッチンペーパー。このコラムでは「キッチンタオル」と呼び方を区分けしています。
キッチンタオルはパルプ紙100%のものが主流で、エンボス加工がされていることが多く、水、油ともにしっかり吸水します。2ロール以上が多く、コスパも良いのでこちらを常備しているという方も多いと思います。
ロールタイプ、ポップアップタイプもあり、使用場所に応じて変えている方がいるかもしれません。
吸水性はどちらが良い?水と油で検証
エコクッキングペーパーとキッチンタオルで水と油の吸水性を検証してみました。
それぞれ折りたたみ、水と油を吸わせます。ペーパーから溢れ出ない量を調べてみました。
水の場合

油の場合

水 | 油 | |
エコクッキングペーパー | 33ml | 43ml |
キッチンタオル | 8ml | 15ml |
数値で見ると歴然。不織布で作られた「エコクッキングペーパー」の方が吸水性が高いことがわかりました。吸水量もさることながら、吸い込んだ後にしっかりとそれぞれの液体をキープし続ける力が高いと感じました。
使い方いろいろ!エコクッキングペーパー
スペックを確認したところで、エコクッキングペーパーをさらに深掘り!
使い方色々!多用途な使い方を追求していきましょう。
「油切り、油濾し」はお手の物


吸水性抜群のエコクッキングペーパーなので、油切りは言うまでもなく。
吸水してもキープし続ける力があるので、時間が経ってもしっかり油切りされてる印象でした。
揚げ油を濾すのも、カスや汚れをしっかりと受け取ってくれました。
破れにくいから「下茹での水切り」にぴったり

濡れても破れにくい素材なので、青菜の下茹でのあとの水切りもお手のもの!
長さがあるので、青菜を切らずに巻くことができました。
しっかり水切りができ、時間が経っても水っぽくならないのでお弁当のおかず作りにもってこいです。
豆腐やヨーグルトの「水切り」にも最適!


ざるにエコクッキングペーパーを敷いてヨーグルトを入れ、その上から更にペーパーで蓋をして冷蔵庫へ。
寝る前に仕込んでおけば…翌朝は水分が抜けて濃密な食感になったグリークヨーグルト(水切りヨーグルト)にフルーツやグラノーラ、はちみつをかけたら爽やかな朝食の完成!素敵な一日がはじまりますね。
電子レンジで蒟蒻の「あく抜き」

蒟蒻のあく抜き用のお湯を沸かすひと手間は、エコクッキングペーパーと電子レンジで解決できます!
エコクッキングペーパーに水気をきった糸こんにゃく(180g)を入れ、電子レンジ600Wで1分30秒加熱。出たあくは水気とともにエコクッキングペーパーが吸い取ってくれるので、ざるあげの必要が無く、洗い物も最小限に抑えられます。
※レンジでの使用の場合の注意点
長時間の過熱・塩分の過多などの条件によ、クッキングペーパーが焦げる場合がありますのでご注意下さい。
煮物作りの味方「落し蓋&あく取り」


煮物はじっくりコトコト。あくを取るか取らぬかの、そのひと手間に悩んだりしませんか?
そんな悩みにも応えてくれるのがエコクッキングペーパー!
水分を入れたらエコクッキングペーパーを落とし蓋にして、具材にぴったりとなじませて煮ます。
落し蓋にもなって、更にあくも取ってくれるので一石二鳥!美味しさも二倍に感じます!
肉・魚の解凍時の「ドリップ取り」
小分けしてラップで包んだ冷凍肉。解凍する時にどうしても出てしまうのが「ドリップ」。
そんなときにもエコクッキングペーパーは大活躍します。
解凍するときは冷蔵庫で。時間がないときは流水解凍で。二通りの解凍方法でエコクッキングペーパーを試してみました。

【冷蔵解凍】
お肉を包んでいたラップを取り、エコクッキングペーパーを敷いた容器に載せ、ラップをしたら冷蔵庫で解凍

【流水解凍】
お肉を包んでいたラップを取り、エコクッキングペーパーで包んだら、密閉袋に入れて流水にあてて解凍


時間がかかってもやっぱり冷蔵庫で解凍を待つのがいいのね…が一目瞭然。
ですが、何かと忙しい毎日に流水解凍に頼る日は往々にしてありますよね。
そんな時にもエコクッキングペーパーがしっかりドリップを吸ってくれるので、救世主であることは間違いないですね!
「せいろ蒸し」の敷き込み紙として


近頃、せいろ蒸しにはまってまして…!
せいろや蒸し器に敷きこむものとして、エコクッキングペーパーがぴったりでした。
余分な水分は吸ってくれるので、具材がべちゃっとなりません。
保水もしてくれて、吸水もしてくれる、頼りになる存在です。
エコクッキングペーパーを使いこなしてキッチンライフを充実させよう

いかがでしたか?
今回はエコクッキングペーパーと一般的なキッチンタオルとの吸水性の比較や、エコクッキングペーパーの様々な使い方を徹底追及してみました。
活躍する場面は今回ご紹介しただけでも7通りあり、キッチンで大活躍のアイテムでした。
毎日使いたいからこそ、エコクッキングペーパーの「大容量」は心底ありがたい!その上、FSC®認証紙が使われているアイテムなので、現代の私たちの課題であるSDGsに貢献できるエコクッキングペーパーは、使っていて気持ちまで上がることを知りました。
みなさんの富澤商店ライフのお役に立てるとうれしいです。
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コラム執筆:ちょりママさん

フードコーディネーター・調理師・食生活/食育アドバイザー。「子どもも大人も一緒のごはん」をコンセプトに簡単レシピを発信。
企業レシピ・メニュー開発、書籍出版のほか、フードスタイリング、食育活動も多数。