春こそ始めどき!あなたにも簡単にできる自家製酵母のパン作り 自然の力をじっくり育てて、おうちで作る自家製酵母。春から初夏にかけては、酵母作りにぴったりのシーズンです。ゆっくりと育っていく自家製酵母のパンは、やさしさあふれる深い味わい。その魅力を、たっぷりとお伝えします。

自家製酵母って、なに?

自家製酵母って、なに?

実は自然界のあらゆるものに、酵母は含まれています。「自家製酵母のパン」は、その酵母の力を借りてパンを発酵させるというもの。フレッシュフルーツを使ったり、酒粕を使ったりとさまざまな方法がありますが、はじめてのチャレンジにはもっとも扱いやすいレーズンがおすすめです。ぷくぷくと育っていく自家製酵母は日ごとに愛おしくなり、まるで家族がひとり増えたよう。優しい気持ちになれる自家製酵母作り、はじめてみませんか?

自家製酵母パンの作り方 自家製酵母パンの作り方

太田幸子先生に教わる、3つの自家製酵母パンレシピ

シンプルな丸パン
シンプルな丸パン

「少量で作れて、無駄なく使い切れる自家製酵母作り」を実践したシンプルな丸パンレシピです。


シンプルな丸パン
プレーンマフィン
プレーンマフィン

通常「イングリッシュマフィン」はコーンミールをまぶしますが、上新粉をまぶして仕上げました。焼きたてのふわっとした柔らかさ、ぜひ体験してください!

プレーンマフィン
食パン
食パン

cuoca×chiyoda食パン型で焼き上げたら、外はパリッと、中はもっちり、しっとりの毎日食べたい食パンに仕上がりました。小麦そのもののおいしさが存分に楽しめます。

食パン
どのレシピも自家製酵母と好相性の
「はるゆたかブレンド」を使用しています
はるゆたかブレンド
北海道産強力粉(はるゆたかブレンド)

はるゆたかブレンド

太田幸子先生が語る、自家製酵母を使ったパン作りの魅力

書店で見つけた1冊の本。その本を見ながら私の自家製酵母によるパン作りの日々が始まりました。自家製酵母のパン作りは難しいというイメージが強かったのですが、本を読んでいるうちに自分で作った自家製酵母のパンを食べてみたい!という気持ちが強くなりました。

日々、試行錯誤しながら、焼きあがったパン。もう、味は最高でした。時間と手間はかかるけれど、これこそが自分のオリジナルのパンなんだ!と感激したのを覚えています。

春、自家製酵母のパン作りを始めるのにはいい季節です。ポカポカと暖かい春はパンの酵母も活発に活動するので、比較的失敗の少ないパン作りが出来ると思います。

元種作りでは様々な方法を試してみましたが、粉をたくさん捨てるような方法にはどうしても馴染めませんでした。もっと気軽に自分のオリジナルのパンを作りたいと思って出来上がったのが、私の紹介する元種です。

少量で無駄なく使い切る元種で自分だけのスペシャルパンを焼いてみませんか?さあ、何はともあれ、酵母を起こしてみましょう。

大人気で現在も満席状態のパン教室&工房「Atelier Le Bonhuer アトリエ ル ボヌール」主宰。4年間のパン講師の経験を経て、都内の天然酵母パン教室のアシスタントを務めた後独立。現在自家製レーズン酵母とホシノ酵母で作るパンを教えている。
【Atlier Le Bonhuer】
http://www.a-l-bonheur.com/