お菓子やパンを作るとき、多くの場合で必要になる「型」。
でもキチンとお手入れしないと
良いコンディションが長続きしないのは、ご存知でしたか?
せっかく買った型を長持ちさせたい!
一体どの型を使ったらいいの?…
そんなお声を受けて、このページを作ってみました。
今回は、
TOMIZで最も器具商品に詳しいもろた博士に、
様々なことを教えてもらいます!
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お手入れがカンタンで、お菓子作りはじめてさんにもぴったりの型
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焼菓子(スポンジケーキ・
マドレーヌなど) -
冷菓(ムースなど)に
おすすめの型
さっそくですが博士、空焼きという言葉をよく聞くんですが、何のことですか?
購入後に初めて型を使うとき、オーブンの中に型だけ入れて焼くのが「空焼き」なのじゃ。
これによってメッキの耐久性が上がったり、油なじみがよくなったりするのじゃよ。
ただ、中には空焼きが必要ないものもあるのじゃが…
どうやって空焼きすればいいんですか?
材質によって異なるので、詳しくはそれぞれの型の項目をチェックするのじゃ!
フッ素加工
(アルブリット)
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不要
- 熱いうちに乾いた布巾などでよく拭く。長期間使わないときは洗剤をつけて洗い、水分をよく拭き取って乾燥させた状態で保管
フッ素加工により、型離れが抜群によいのじゃ!
空焼きは必要ないぞ!
もし空焼きしてしまうとせっかくの加工が取れてしまうので要注意じゃ。
また、金属のヘラや金たわしなどでキズがつくと加工が取れやすくなるのでやさしく扱うのがおすすめじゃ。
シリコン
樹脂加工
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不要
- 洗剤をつけた柔らかいスポンジでよく洗い、水気を拭きとってよく乾燥させて保管
型離れが抜群によく、フッ素加工がされたものよりも比較的安価なのが魅力じゃ。ただ、フッ素加工のものよりも一般的に寿命は短いとも言われておる。
空焼きは必要ないぞ!
せっかくの加工がとれてしまうからのう。
アルミ
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不要
- 洗剤をつけた柔らかいスポンジでよく洗い、水気を拭きとってよく乾燥させて保管
一円玉に使われている素材として有名じゃな。
軽くて扱いやすいが、衝撃に弱く、酸に対して腐食するところもあるので要注意じゃ。
シリコンゴム
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不要
- 洗剤をつけた柔らかいスポンジでよく洗い、水気を拭きとってよく乾燥させて保管
金属ではないからサビないところが魅力じゃ!
金属の型の鮮やかな焼き色が恋しくなるときもあるがのう…。
柔軟性が高いので型離れが抜群によいが、そのかわり、型を保管するときは上に重たいものを置いてはならぬぞ。
形が変わってしまうかもしれないからのう!
また、チョコレートを流し入れるのもおすすめじゃよ。
アルタイト
(アルスター)
- 170℃~180℃で40分程度。そのあと熱いうちに油脂を塗って200℃で10分程度(※1)
- 熱いうちに乾いた布巾などでよく拭く。長期間使わないときは洗剤をつけて洗い、水分をよく拭き取って乾燥させた状態で保管
※1)一例ですので、お手持ちの説明書がある場合はそちらをご参照ください。
熱伝導と型離れのよさを両立させた素材じゃ。
しかし、コーティングはしてあってもやはりもとは鉄。やっぱりサビが心配になる・・・。
大切に扱ってサビは防ぎたいものじゃのう。
ちょっと重さがあるので、取り扱いは要注意じゃ。
ステンレス
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不要
- 洗剤をつけた柔らかいスポンジでよく洗い、水気を拭きとってよく乾燥させて保管
冷菓を作るときには欠かせない存在じゃ!
サビにくいと言われてはおるが、手入れを怠るのはイカン!
ステンレスとて水気は禁物ぞ!
ブリキ
- 200℃で10分程度(※1)
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洗剤をつけた柔らかいスポンジで洗い、オーブンの余熱で完全に乾燥させてから保管。
長期保存の場合は、さらに薄く油脂をのばし、ビニール袋のなかで保管
※1)一例ですので、お手持ちの説明書がある場合はそちらをご参照ください。
比較的価格が安く、こんがりとした美しい焼き色にとりこになる人が続出しているのじゃ。でも、扱いには要注意!
長期間使わずにいると、空気中の湿気でサビてしまうことがあるのじゃ。しっかり手入れをして、なるべくこまめに使ってあげておくれ。
また、水分に弱いので、湯煎焼きをするときに使うと型が傷んでしまうこともあるので要注意じゃ。
湯煎焼きをするときはフッ素(テフロン)加工の型や、ステンレス素材の型がよいのう。
型離れをよくする! 三種の神器を
博士がレクチャー!
合わせてチェックしてみましょう!
型に油脂として塗るのもよし、
バターのかわりにお菓子・パン作りに使うのもよし!
有機栽培したパームを使用したショートニングなのじゃ。
バターに比べて安いので、お給料日前のお菓子作りにもこれをよく使います♪
デコボコのある複雑な形状の型にもムラなく油を塗ることができるのじゃ。 刷毛を使わずに済むから洗い物も減るのう!
手が汚れないということも、おすすめポイントですよね!
底紙や横紙、パウンド紙など、切る手間なしでそのまま型に入れ込んで使える商品がTOMIZには多数あるのじゃ。
うまくサイズ通りに型紙を切るのって難しいから、これは重宝してます~!