Vol.8 夏もおいしい和菓子を!

こんにちは!和菓子ユニット ユイミコです。

そろそろ夏本番ですね。

ユイミコは冬が好きなので、夏の暑さはちょっと苦手…ですが、

雨上がりのスカッと晴れた夏空を見ると、子供の頃の楽しかった夏休みなど思い出したりして、

なんとなくうきうきしてきます。

 

さて、今回はさっぱりと食べやすい、夏らしい2品をご紹介します。

ひとつは「若鮎」。どら焼きに似た皮を薄く焼き、求肥を挟んだお菓子です。

私が子供の頃、両親が原宿にあった(今はもうない)和菓子屋さんへ時々連れていってくれたのですが、そこの店先で若鮎を食べたことをよく覚えています。

その若鮎がとても美味しかったのと、赤いもうせんや庭先の風情に、子供ながら格好良さを感じていたのだと思います。今思うと、それが今に繋がる原体験だったような気がしないでもない、思い入れのあるお菓子です。

 

もうひとつの「桃のお汁粉」は、フレッシュな白桃をコンポートにしたものを使います。

ちょっとひと手間かけて作った自家製のコンポートはそのままでもとっても美味しく、また皮ごと煮込むので、シロップもとってもきれいな桃色になります。むしろシロップの方が主役といっても良いのではないかと思えるくらい、美しい天然の色なんです。

こういう思いがけない「おまけ」がつくことも、手作りの良さですね。





*若鮎*

 

6月になり鮎漁が解禁になる頃から、和菓子屋さんでもこのお菓子をよく見かけるようになります。

中には餡ではなく求肥を挟みます。夏の暑い時期に餡ものは好まれないという理由で、少しでも食べやすくなるよう、求肥を入れるようになったのだとか。ふんわり焼けた香ばしい皮と、もっちりとした求肥の組み合わせが、絶妙においしいお菓子です。

お店で売っている若鮎は、専用の焼き印で顔としっぽを描いてありますが、今回は手軽に金串を使ってみました。ひとつひとつ違う顔になってしまうのも、手作りのご愛敬です(^^)





若鮎





*桃のお汁粉*

 

夏にさっぱりと美味しい、白桃を使って手軽にできる冷たいお汁粉です。

白桃の柔らかな甘みと優しい香りは白餡にもよく合い、牛乳羮のまろやかさもアクセントになって、

とっても美味しいですよ!

桃のコンポートは、ピンクのシロップができるのが楽しいので是非手作りをおすすめしますが、

忙しい時や桃が手に入らない時は、桃の缶詰を使っても十分美味しくいただけます。





桃のお汁粉



 


小坂歩美・大森慶子の和菓子ユニット。

ユイミコ先生

2005年東京製菓学校卒業したのち、それぞれ和菓子店での勤務を経て、2008年より「ユイミコ」としての活動を開始。 自由が丘や世田谷、青山など、各地で和菓子教室を開催。 2015年9月に初のレシピ本「道具なしではじめられる かわいい和菓子」(講談社)を出版。 敷居が高いと思われがちな和菓子を気軽に楽しんでもらうための活動を広げる。